開業1年目で見えなくなっている経営の話【税理士だって悩んだ】

札幌市白石区の経営計画コンサルタントの千葉です。千葉税理士事務所は中小企業を元気にすることを目標に頑張っております。

開業前には創業セミナーや開業支援の勉強会などで勉強している方も多いと思います。それだけ勉強したのに開業1年目の方に起こりがちな事例を考えてみましょう。

開業1年目で見えなくなっている経営の話【税理士だって悩んだ】

開業すると決めてからいきなり開業する人は非常に少ないと思います。

残念ながら私はその少ないほうでしたが。

開業を決意する場合、見込みがないのに起業する人は最初から大きなリスクを持っています。

絶対にダメというわけではないですが、計画的に起業する人に比べると苦労をすることが多くなります。

一生懸命開業前に計画をしていた人でも開業してみると思い通りにいかないと悩みが出てきます。

その悩みの中で見えなくなっていることを見つめることで、経営のモチベーションを上げていきましょう。

(目次)

1.開業前に準備してきたものを振り返る

2.予想外に忙しい原因とは

3.会社が成長していても見失いがちなことを今から知っておく

4.まとめ

1.開業前に準備してきたものを振り返る

開業セミナーや創業セミナーというものをよく目にします。

やはり開業前に少しでも情報を入れておきたいところなので活用している方も多いと思います。

千葉税理士事務所でも開業支援や法人設立からのサポートなどもしております。

ただ、過去を振り返ると「創業融資」や「助成金」という話が多い気がします。

今皆さんが開業前に準備したことを振り返ってみてください。

私自身の起業を思い返すと次のものが準備でした。

①事務所を借りる

②税理士登録

③コピー機などの用意

④勤務時代に購入していた税務関係の本の読みなおし

今振り返ってみると、開業段階で何も考えていないことがわかります。

事務所がないと税理士登録ができないので自宅と別で事務所を借りました。

税理士登録をしないと税理士事務所の業務ができないので税理士登録をしたわけです。

コピー機はあったほうが良いだろうと思ってコピー機をリースしたんですね。

相談があったときのためにと、税務の本でしっかりと知識の確認。

なんて真面目なんでしょう。

ここで気が付きます。

「お客様はどこから、いつ、どうやってくるの?」という当たり前のことがわかっていません。

お湯を沸かしてからカップラーメンがないことに気が付いたのと同じです。

サラリーマンの時には、仕事は与えられるものでした。

与えられるというか担当が決まっているので、日々やることはある状態でした。

でも、自分で開業するとお客様がいなければ仕事がないのです。

これを無計画に独立すると「かたち」だけを整えてしまいます。

私自身の失敗起業です。

幸いポジティブだけが救いだったので、開業からすぐに廃業ということにはならずに済みました。

ここまで無計画という方は少ないと思いますが、開業前に準備してきたことを棚卸してみましょう。

事業はお客様を創造しなければ、コストとリスクの高い趣味になってしまいます。

開業前に準備してきたことを棚卸することで、今忘れてしまっている大切なものを思い出しましょう。

2.予想外に忙しい原因とは

仕事柄、開業してから1年目から3年目までの方にお会いすることが多いほうだと思います。

開業して1年から3年くらいは税理士さんを頼まないで自分で確定申告をしていたという方からの相談が多いからです。

その方たちとお話をすると口をそろえて「時間がない」と。

忙しいから税理士さんを探していると考えると当たり前かもしれません。

さらにお話を聞くと、経理や事務をする時間がないことと適当になってしまって怖いとご相談いただきます。

本業の仕事が順調に伸びるにしたがって、事務や確定申告業務に時間を取られることに気が付いていきます。

事務に時間を取られることで稼げる金額が抑えられていることに気が付きます。

果たして経営者としての仕事なのか作業なのかを見つめてみましょう。

3.会社が成長していても見失いがちなことを今から知っておく

「チーズはどこへ消えた?」という本をご存知でしょうか。

とても有名な本なのでご存知の方も多いと思います。

私はこの本が大好きです。

そして、経営者にとっても重要なことがぎっしり詰まっています。

どんなにありがたいことでも当たり前になってしまうのです。

それを「ありがたいこと」と常に意識していないと、ビジネスの本質を見失ってしまいます。

忙しいと流されます。

だから開業1年目の人は、ビジネスの本質を忘れないようにしていただきたいのです。

「売上はどうしたら上がるのか?」

これを考えないまま下請け業者になっては稼げません。

下請け業者は本当のお客様がいないのです。

発注元は売上をくれるけども本当のお客様ではありません。

だから価格決定権もお客様を喜ばせる仕事をすることもできません。

どこまでいってもリスクのある事業になってしまいます。

4.まとめ

開業すると何から手を付けてよいかわからないまま流され始めます。

とにかく仕事をもらえればということで利益なんて考えないまま進んでしまう方もいます。

戦略を決めないまま事業をすることは、収入の大きなアルバイトと同じになります。

そんなことのために開業したわけではないはずです。

開業時に一番重要なことは、ビジネスをしっかりと考えてくれるビジネスパートナーです。

私たち千葉税理士事務所は日本の中小企業を元気にするを目標に頑張っています。

お客様の利益を上げることが一番重要と考えています。

節税や経理だけでは会社は儲かりません。

だから低料金ではありません。

お客様が良い会社を作るお手伝いをしていきます。

 

法人設立前に知っておきたいこと

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