動物病院は売上アップが好きではない?
札幌市白石区の動物病院の経営に強い千葉税理士事務所です。
私たちは動物病院のお客様とのおつきあいが多く、しかも、長いということで業界を外から見させていただいております。
他の業界に比べて「売上を上げたい」「利益を増やしたい」というモチベーションが控えめな業界な気がします。
でもですよ。動物病院は「もっともっと売上を上げたい」でよいと思います。
なぜなら、ペットに癒されることでたくさんの方の人生を豊かにすることに役立っているからです。
「企業は社会の公器」ですから、売上アップをし、利益を創出し継続していくことに意味があります。
(目次)
1.動物病院の売上の意味とは?
2.動物病院を選ぶ理由は近所だから?
3.将来を予測してから考えてもOK
1.動物病院の売上の意味とは?
動物病院の売上とは何でしょう?
まず、最初にあなたの動物病院の決算書や試算表を見てみてください。
税理士事務所の担当の方と一緒に3年分の決算書を見て、「何か気が付くか」を一緒に考えてみてください。
決算書の表記が「売上高」になっていませんか?
税務署に細かいところを見せたくないという場合には、「売上高」と1本で表記しているかもしれません。
決算書を3期並べても「売上が上がっている」「売上が下がっている」くらいしかわからないと思います。
過去の「売上高」の金額は気にしているけども、狙って創るという意識が薄い動物病院にこの傾向が多く出ています。
非常にもったいないです。
私たちはもっと売上・利益を増やしたいという動物病院様には、売上の中身を意識するようにお話をしています。
動物病院の売上が上がるのは「何故なのか?」を考えることで経営的に何を気を付けなければならないのかが見えてきます。
確定申告や決算のために帳簿をつけているだけでは、この観点で試算表を見ることができません。
2.動物病院を選ぶ理由は近所だから?
動物病院の方にとって「選ばれる理由」を作ろうと考えている方も少ない気がします。
近所に動物病院は1件だけでしょうか?車出来ているお客様の近所は割と広いです。
その行動範囲に本当に動物病院は1件でしょうか?
「近所の人が来てくれている」というのは事実だと思いますが、近くに動物病院ができたら減っても仕方ないということになります。
近くにライバルができたら簡単に諦めるのでしょうか?おそらくそんなことはないと思います。
しかし、日常で売上もあり、生活ができているときには「近所の人が来てくれているから」で安心してしまっています。
他の様々な業種では、何とか自社を知ってもらい、自社を選んでもらおうと動いています。
これをマーケティングといいます。
来ていただいているお客様が「なぜ自分の動物病院を選んでくれたのか」を聞くことでより良いサービスを作ることができます。
動物病院の先生方は非常に勉強熱心ですが、経営やマーケティングということに対して消極的なので、他社はまだ行っていないのかもしれません。
これから人件費も上がっていき、様々な経費が上がっていく中で経営をしていく未来は確定している中で、今と同じを続けているとどんどん利益が減っていく可能性があります。
他社に先駆けて経営に取組むことで経営環境が厳しくなる未来に取組むことは重要なことです。
3.将来予測をしてから考えてもOK
「経営やマーケティングと言われても・・・」と思われる方も多いと思います。
いつもは確定申告や決算の時に売上・利益がわかると思いますが、今期・来期など5年くらいの数字を予測してみませんか?
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