建設業のあなたの会社は何社と付き合っていますか?
札幌市白石区の建設業に強い千葉税理士事務所です。
突然ですが「あなたの会社は何社と付き合っていますか?」と聞かれたことはありますか?
私たちは必ずこの部分を確認させていただきます。
その理由を見ていきましょう。
(目次)
1.創業建設業によくある傾向
2.元請を増やせない理由
3.元請1社専属でも仕方ない?
4.まとめ
1.創業建設業によくある傾向
創業建設業の会社は「一人親方」として起業されるケースもあります。
私たちに相談いただく場合で、一人親方という社長もいらっしゃいます。
建設業に限らず勤務していた業種と同業種で起業する場合は取引先が決まっているケースがあります。
「のれん分け」といわれるケースでは、取引先を紹介してもらったり、もともとの勤務先が元請になるケースです。
「のれん分け」ではない独立の場合は、勤務先のお世話にならずに自分で過去の取引先や知り合いの建設業から取引先を紹介してもらうということもあります。
建設業は人で不足の業界になっており、かつ、定期的に複数の単発現場の組み合わせという業種ですから、知り合いや材料屋さん、同業者に声をかけると仕事自体は出てきたりします。
創業時の建設業の取引先は1社ということをよく目にします。
特に一人親方で起業される場合は、社長1人で起業されるので自分でできる現場は1つしか入れないからです。
また、元請先からも「うちの仕事をやっていたら大丈夫。仕事はあるから」と言われて立て続けに元請の現場が入ってきます。
一人親方に限らず従業員数5名くらいでも、得意先1社という会社もあったりします。
2.元請1社専属でも仕方ない?
元請先は1社で大丈夫なのでしょうか。
私たちは1社専属の危険性を常に伝え続けています。
その理由は次の通りです。
①元請の言いなりにならざるを得ない
②元請の仕事がなくなったら売上がなくなる
③世の中の相場がわからなくなる
元請先が1社でも大丈夫と思っているのは「平時」です。
そして、今は食べていけるという時にはリスクは見えないままです。
元請先の業況が悪くなっていたとしても、自分に出される仕事が減っていなければリスクに気が付きません。
もっと言うと、元請先が年齢により廃業をするといわれたとしたらいきなり放り出されるリスクだってあるのです。
「見えない損」についてもお話しします。
私たちのところにいらっしゃった建設業の方でこの「見えない損」に何年も苦しめられていた会社が何社もあります。
元請先はあなたが自分の専属下請けになっていたら、「値上げ」をする必要がないのです。
こちらの仕事をパンパンに入れてしまえば、他社を受けられなくなります。
受けられなければ市場の変化を知らないまま使い続けられます。
一般的に○○も請求するようになっているということも知らずに、実質的に損をし続けるサイクルに入ってしまいます。
その結果として、売上・利益が低いために人を採用できずに、常に忙しくても儲からないまま年齢を重ねてしまいます。
3.元請を増やせない理由
元請先を増やせない理由は何でしょう?
①一人親方などでキャパ的に複数社をこなすことができない
②元請の仕事が途切れないので不自由がない
③元請を増やすのが面倒くさい
いろいろな建設業の経営者の方とお話をし続けた結果、上記の3つの理由になってくると感じました。
創業の建設業の社長に多いのは①の「キャパ的に無理」という話です。
自分ひとりなんだから1社の現場をこなすだけで精一杯ですというものです。
そんな一人親方の建設業の社長に対しても「複数社と取引してください」と言っています。
無理を承知でそういうことを言い続けます。
その理由は「お客様が良くなるため」という想いからです。
これは後程お話ししますね。
②の元請先の仕事が途切れないので不自由がないというのは、「今は」ということも考えておきましょう。
一番大きな理由になっているのは③の元請を増やすのが面倒くさいです。
これは言葉にするかどうかは別として営業ということが苦手ということです。
私自身も営業なんて習ったこともなかったですし、どうしたよいかわかりませんでした。
そうすると「他社も営業なんてしていないし」「現場をしっかりやっていたら大丈夫」と思いたくなってきます。
でも、できない理由を突破した会社が売上・利益・人員を大きく成長させています。
私たちはどういう考えで進めたらよいかの相談もよく受けておりますのでお気軽にご相談ください。
4.まとめ(無料プレゼントあり)
建設業において「得意先を何社にしていくか」の目標設定は重要です。
なんとなく1社専属で経営をするのは「リスクが高い・儲からない・成長できない」ということにつながるのでお勧めしていません。
今のまま進んだらどういう会社になるのか・理想的な状態はどういったものなのかを考えたいという方はお気軽にご相談ください。(電話011-858-7007)
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