ChatGPT時代に知るべき！AIでは代替できない『税理士の真価』と『経営者の判断力』
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
「ChatGPT、もう使ってますか？」
突然、こんな質問から始めてしまって恐縮です。でも、これ、経営者の皆さんにとってはもはや他人事ではありませんよね。日々進化するAI技術、特にChatGPTのような生成AIの登場は、私たちの仕事やビジネスのあり方を劇的に変えようとしています。
「もしかしたら、税理士の仕事もAIに取って代わられるんじゃないか？」
「複雑な税務も、AIがサッと答えを出してくれるようになる？」
そんな風に感じている方もいらっしゃるかもしれません。現に、一部の定型的な業務はAIによって効率化されつつあります。しかし、だからこそ、今、経営者の皆さんにこそ知っていただきたいことがあります。それは、AIには決して代替できない「税理士の真価」、そして、AI時代にこそ研ぎ澄まされるべき「経営者の判断力」についてです。
この記事では、AIが進化する現代において、税理士との付き合い方をどう変え、そして私たち経営者がどのように未来を切り拓いていくべきか、札幌の経営コンサル型税理士が親身にお伝えしていきます。
目次
- AI時代に税理士の仕事はどう変わる？「定型業務」と「非定型業務」の未来
- AIにはできない！「税理士の真価」とは何か？
- AI時代にこそ問われる「経営者の判断力」の磨き方
- 建設業の未来を拓く！AI×人間（税理士）の最強タッグ
- 札幌で「未来を語れる」税理士をお探しなら
- AIではできない！あなたの未来を共に描く無料相談へ
1. AI時代に税理士の仕事はどう変わる？「定型業務」と「非定型業務」の未来
「最近のAIってすごいですよね。経費の仕訳とか、簡単な税務相談ならもうAIで十分なんじゃない？」
そう思われている方もいるかもしれません。実際に、AIはデータ入力、自動仕訳、簡単な計算、過去の判例や税法を基にした情報検索など、「定型業務」においては非常に高い精度とスピードを発揮し始めています。例えば、建設現場で日々発生する様々な領収書や請求書を自動で読み込み、正確に仕訳を切るような作業は、もはやAIの得意分野になりつつあります。
しかし、税理士の仕事はそれだけではありません。
- 複雑な経営状況を踏まえた最適な節税戦略の立案
- M&Aや事業承継といった、未来の会社設計に関わるアドバイス
- トラブルが発生した際の税務当局との交渉
- 数字の裏にある「経営者の想い」を汲み取った事業計画の策定
- 建設業特有の複雑な税務処理（工事進行基準、分離課税など）における判断
これらは、いわば「非定型業務」であり、単なる知識や計算能力だけでは解決できない、高度な判断力、経験、そして人間ならではの共感力や洞察力が求められる領域です。AIは膨大なデータから最適な「答え」を導き出すことはできますが、その答えがお客様にとって「本当に最善か」を、感情や未来のリスク、さらには経営者の性格や会社の文化といった定性的な要素まで含めて判断することは、現時点では困難です。
例えるなら、AIは最新鋭の医療機器であり、税理士はそれらを駆使しつつ、患者さんの顔色や話から病状を総合的に判断し、最適な治療法を提案する熟練の医師、といったところでしょうか。
2. AIにはできない！「税理士の真価」とは何か？
では、具体的にAIには真似できない、税理士の「真価」とは何でしょうか？私は大きく分けて3つあると考えています。
(1) 「未来を共に創る」コンサルティング能力
AIは過去のデータからパターンを学習し、未来を予測することはできます。しかし、それはあくまで「データに基づいた予測」です。経営者の皆さんが「こうしたい」「こんな未来を創りたい」と描くビジョンを共有し、そのために「今、何をすべきか」を共に考え、リスクを洗い出し、最適な道筋を提案する。これは、AIにはできない、人間同士の信頼関係の上に成り立つ「創造的なプロセス」です。
建設業で言えば、「新しい工法を導入したいが、資金繰りが心配」「来年には事業承継を考えているが、税金が不安」といった具体的な悩みに、単に税法を適用するだけでなく、経営者の描く未来を深く理解し、オーダーメイドの解決策を提案できるのが私たちの強みです。
(2) 「数字の裏側にあるストーリー」を読み解く力
決算書や試算表は、単なる数字の羅列ではありません。それは、会社の歴史であり、努力の証であり、そして未来への可能性を秘めたストーリーです。AIは数字を正確に処理できますが、その数字がなぜそうなったのか、その背景にどんな苦労や工夫があったのか、そしてその数字が経営者のどんな「感情」や「信念」から生まれたのかを理解することはできません。
私たちが「数字の裏側を読み解く」というのは、まさにこのことです。例えば、ある費用が大きく計上されているとします。AIなら「コスト削減すべき」と単純に判断するかもしれません。しかし私たちは、「もしかしたら、社員の福利厚生のために投資したのかもしれない」「新しい技術導入のための先行投資かもしれない」といった可能性を考え、そこにある経営者の意図を深く理解しようと努めます。そして、その意図を踏まえた上で、より良い改善策や今後の打ち手を共に考えるのです。
(3) 「人間関係」と「交渉」の力
税務調査の対応、銀行との融資交渉、M&Aにおける条件交渉など、税理士の仕事には「人間関係」が不可欠な場面が多々あります。相手の立場や感情を理解し、時には粘り強く、時には柔軟に対応する。信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションを図ることで、最善の結果を引き出す。これは、まさに人間だからこそできる仕事であり、AIがどれほど進化しても代替することは難しい領域です。
特に、私たちの地元札幌の建設業において、地域経済の動向や業界特有の慣習を熟知していることも、信頼関係を築く上で大きなアドバンテージとなります。
3. AI時代にこそ問われる「経営者の判断力」の磨き方
AIの進化は、私たち経営者にも変化を迫っています。「AIが答えを出してくれるから、考える必要はない」なんてことはありません。むしろ逆です。AIが様々な情報や選択肢を提示してくれるからこそ、私たちは「本当に正しい選択は何か？」「自分たちの会社にとって最善の道は？」を深く考え、「判断する力」をこれまで以上に磨く必要があります。
この「判断力」を磨く上で大切なのは、「思考のプロセス」を意識することです。
例えば、新しい工事案件を受注するかどうか迷っているとします。AIは過去の類似案件のデータや、現在の経営状況から「受注すべき」または「見送るべき」という答えを出すかもしれません。しかし、本当にそれで良いのでしょうか？
ここで立ち止まって考えてみてください。
- Activating Event（出来事）: 新しい工事案件のオファーが来た。
- Belief（信念/解釈）: 「この案件はうちには難しすぎる」「利益率が低そうだからやめておこう」「いや、これは今後の足がかりになるチャンスだ」…様々な解釈が生まれます。
- Consequence（結果）: 受注しない、または受注する、という結果につながります。
もし、「自分には難しい」というネガティブな「信念」が先走り、AIの出した合理的なデータだけを見て即座に判断してしまったら、どうなるでしょうか？もしかしたら、その奥にあった大きなビジネスチャンスを見逃してしまうかもしれません。
大切なのは、AIが出したデータや、自分の頭に浮かんだ最初の「信念」を鵜呑みにせず、「なぜそう思うのか？」「他の可能性はないか？」「この判断が会社にどんな影響を与えるか？」と深く掘り下げて考えることです。そして、その思考を私たちのような税理士と共有し、多角的な視点から議論することで、より洗練された「判断」へと昇華させることができるのです。
AIは羅針盤をくれますが、最終的に船の舵を切るのは経営者であるあなた自身。そして、その舵取りを力強くサポートするのが、私たち税理士の役割です。
4. 建設業の未来を拓く！AI×人間（税理士）の最強タッグ
建設業は、資材の高騰、人手不足、そして複雑な原価管理など、常に多くの課題に直面しています。そんな中で、AIを上手に活用し、そしてAIでは代替できない税理士の真価を最大限に引き出すことで、貴社はこれまで以上に力強く成長していくことができます。
例えば、
- AIで効率化: 日々の経理処理、工事ごとの原価データ入力、請求書発行など、AIやRPA（ロボティック・プロセス・メーション）に任せて大幅な時間短縮とミス削減を実現。
- 税理士が「未来を語る」: AIが算出したデータに基づき、税理士が建設業特有の資金繰り（工事進行基準、支払いサイトなど）を考慮した上で、今後の受注計画、最適な設備投資、M&A戦略など、具体的な未来戦略を共に立案。
- 経営者が「決断」: 税理士との対話を通じて、AIが提供する情報だけでは見えないリスクやチャンスを深く理解し、最終的な経営判断を下す。
これこそが、AI時代における「最強のタッグ」です。定型業務はAIに任せ、人間はより創造的で付加価値の高い業務に集中する。私たち税理士は、その橋渡し役となり、貴社の「未来を創る」お手伝いをさせていただきます。
札幌の地で、多くの建設業のお客様をサポートしてきた経験と知識は、AIには真似できない私たち独自の強みです。
5. 札幌で「未来を語れる」税理士をお探しなら
もしあなたが、
- 「AIの進化にどう対応すればいいか分からない…」
- 「今の税理士は、過去の数字の話ばかりで未来の相談ができない…」
- 「もっと会社の数字を経営に活かしたいけど、どうしたらいいか…」
- 「札幌で、経営の相談もできる、頼れる税理士を探している！」
そうお考えであれば、ぜひ一度、私たちにご連絡ください。
私たちは、単に税金計算をするだけの税理士ではありません。私たちは、あなたの会社の「未来の夢」を共に描き、その夢を実現するための「数字の羅針盤」となり、「具体的な行動計画」を立てるお手伝いをする、経営のパートナーです。
巷には様々な情報が溢れていますが、本当に貴社に必要な情報を選び抜き、分かりやすく、そして親身になってお伝えすることをお約束します。
6. AIではできない！あなたの未来を共に描く無料相談へ
AIがどれほど進化しようと、あなたの会社に対する「情熱」や「想い」、そして「未来を良くしたい」という「具体的な行動」は、人間であるあなたにしかできません。そして、その熱い想いを受け止め、共に考え、具体的な形にしていくのが私たち人間税理士の役割です。
初回のご相談は、もちろん無料です。
「こんな相談、AIに聞けばいいのかな？」「いや、やっぱり専門家と話したい！」…そんな迷いがあるなら、ぜひお気軽にご連絡ください。私たちがお話を伺い、貴社の現状と未来への希望を丁寧にヒアリングさせていただきます。
札幌の税理士として、私たちは地域経済の発展に貢献することを使命としています。貴社の成長が、ひいては北海道の活性化につながると信じています。
さあ、AIを味方につけ、あなたの会社の未来を一緒に創造しませんか？ お問い合わせは、以下のフォームまたはお電話で、今すぐご連絡ください。 私たちは、あなたの会社との出会いを心よりお待ちしております！
[電話番号：011-858-7007]
投稿者プロフィール
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中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士＝税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。
