気になるあの建設会社と差が出ている理由
札幌市白石区の建設業の経営に強い千葉税理士事務所です。
あなたと同じ時期に起業した建設会社の規模はどれくらいになっていますか?
数年前まで同じくらいの規模だったあの建設会社がなぜ大きくなったのか気になりませんか?
たった数年でも目に見える差が生まれているのには理由があります。
そして、この先はもっとその差は膨らみます。
(目次)
1.開業3年以内に明確な差が生まれる理由(思考が分かれる3年)
2.建設業で成長するルールとは
3.開業15年以後に停滞する理由(離職が進み採用しない高齢化)
4.まとめ
1.開業3年以内に明確な差が生まれる理由(思考が分かれる3年)
私たちのお客様は建設業の会社が多い税理士事務所だと思います。
一人親方の建設業の方から数十人という規模の建設業の会社まで規模は様々です。
開業3年程度で数億円という規模に成長する建設業のお客様もいらっしゃいます。
このように急成長する建設業の方とあるところまでは成長しても、その後は停滞する建設業に分かれます。
一人親方や少人数の建設業の場合には、個人としてのリスクが経営リスクそのものになってしまいます。
急に病気やケガで仕事を休むと、会社も個人も収入がなくなるという状況に陥ります。
ある程度の規模以上で事業を進める建設業の場合には、個人としての弱みを組織の強みがカバーしてくれるようになります。
では、このある程度以上の規模になって成長するか、停滞に陥っていくのかの最初の分かれ道が3年です。
停滞建設業に入る3ステップ
step1:営業をしなくても仕事があると勘違い
step2:給与時代よりちょっといい売上で妥協
step3:間違った税理士との付き合い方
停滞建設業に入っていくには上記の3ステップがあります。
現場作業ができることで元請けが決まってから独立するケースが殆どです。
そのため、元請け1社で食べていけるようになります。
人工売上で2万円前後での打診をされていると思いますから、25日働くと40万~50万くらいの売上になります。
給与でもらっていた時が30万円くらいの方も多いと思いますから、以前より10万~20万多くもらえます。
これで「社長」と呼ばれるようになるのですから、食べていくには十分と思ってしまいます。
こんな言い方をしているのは、私のお客様にはそうなってほしくないからです。
こんな状態になりたくないと思っていただける方を応援しているので、これでよい方はそれでよいと思います。
停滞建設業の方は低価格で処理をしてくれる税理士を選びます。
相場でいうと月2万~4万円くらいの価格帯です。(記帳代行別料金)
経理処理だけの料金ですから、経営的な話などは特になくて当たり前です。
若いときは良いのですが、40代以後になると人生のリスクが大きいことに気が付いてきます。
ここで気が付いても、立て直すのは相当難しいです。
2.建設業で成長するルールとは
建設業で成長するルールとは、複数の元請けを持つことです。
当たり前に聞こえますが、この当たり前のことができないのが「停滞建設業」です。
一人親方の場合であっても、私たちは複数の元請けと付き合うことを勧めています。
そうしないと、経営的なリスクが上がり続けるからです。
しかも、定着してからの年数が長ければ長いほど呪縛のようになり抜けにくくなります。
成長する建設業は、採用に力を入れています。
現在は採用ができる会社は強い会社になります。
少子高齢化の世の中で、かつ、建設業は採用が難しい業種ですから採用できるだけで差別化されます。
シンプルな話ですが、この2つが成長するルールの入口です。
これができなければ何をやっても停滞建設業に入っていきます。
あなたの会社の現状は停滞建設業でしょうか?それとも成長建設業でしょうか?
もし、停滞建設業から脱却したければ今すぐご相談ください。(電話011-858-7007)
3.開業15年以後に停滞する理由
最初は成長建設業であっても気が付くと停滞建設業に入ってしまっていることがあります。
それは、離職が進み採用しない建設業です。
複数人規模になった場合、採用が停滞していても仕事ができるようになることで生産性が上がっていきます。
気がついたら安定期のまま推移している建設業が殆どです。
安定していること自体は悪くないのですが、今後衰退期に入っていきます。
開業メンバーが50代以後になると若い人の採用ができないまま進んでいきます。
お子さんが継ぐ場合は、そのお子さんの友達も一緒に働くのであれば再度成長期に入る可能性もあります。
そうならないと、衰退期に入っていってしまいます。
こうなってしまうと、得意先も固定されていき単価アップも望めなくなります。
取り返しがつかなくなる前に
問題は経理処理だけの税理士と付き合っている年数が長くなると、何も情報が入っていないために衰退に入ってしまっているケースが多いことです。
「本当はこうなりたかった」になってしまう前に「こうなりたい」を実現するチャンスは何度もあったのです。
そのときに経理だけの税理士ではなかったら、経営も個人のライフステージももっと選べたはずです。
そうならないために、今からでも「こうなりたい」を実現しましょう。
4.まとめ
過去は取り戻すことができません。
しかし、今からこの先に進んでいくことができます。
20年以上の経験から建設業が陥ってしまう罠を数多く見てきました。
よくある建設業の失敗事例の逆をすると、成長する建設業につながっていきます。
これから先をどんどん良くすることで、あなたと会社と社員さんの人生を良いものに変えていきませんか?
私たちは社長と社員さんのライフプランや老後資金設計のお手伝いもしております。
今すぐご相談ください。(電話:011-858-7007)