まずは売上5000万円を目指す建設業にオススメは?

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。

札幌市白石区の建設業の経営に強い千葉税理士事務所です。

会計ソフトの会社からの紹介で税理士さんにお会いした方によく言われることがあります。

「〇〇会計ソフトから紹介された税理士さんは月〇〇万円でした。」

「でも、そこよりも高いけども千葉さんにお願いします」

これは実際に私たちの見積もり金額は他の会計事務所よりも高いことがあるのですが、それでも選ばれている理由があります。

その中から、売上5,000万円を目指す建設業の方にお勧めのお話をします。

(目次)

1.まずは売上5,000万円を目指す建設業に「必要な情報=節税」はウソ

2.時間をかけてゆっくり成長のリスクを知る

3.千葉税理士事務所が建設業に選ばれる理由

4.まとめ

1.まずは売上5,000万円を目指す建設業に「必要な情報=節税」はウソ

建設業で売上高5000万円は一つの成長規模目安になります。

5000万円を超えてくると会社としての成長ラインに乗ります。

2000万円以下であれば、個人事業主で「一人+外注さん」や家族2人くらいで建設業をやっている規模になります。

会計ソフトというとMFクラウド会計・弥生会計・freeeなど会計ソフトはたくさんあります。

amazonで検索した時に全然知らない会計ソフトがあったりして、びっくりしたりもします。

個人的にお勧めしているのは弥生会計です。

個人事業であれば「やよいの青色申告」は低価格な割に便利な機能がついていてとても使いやすいです。

MFクラウド会計やfreeeも連携機能を中心に使いこなしていけば便利なソフトだと思います。

話が脱線しましたが、会計ソフトを購入してユーザー路登録すると「税理士紹介サービス」というものがあります。

ここに相談するとその会計ソフトと関係のある税理士さんが紹介される仕組みがあります。

会計ソフトの紹介税理士事務所には登録されていると思いますが、「低価格の節税推し」と思われるのも困るので基本的には会計ソフトの紹介で伺うことはありません。

節税自体は否定しないのですが、売上5,000万円を目指しているときに次のポイントで税理士さんを選ぶことはお勧めしません。

理由は「あなたの会社の目標と全然あっていない」からです。

ステージが変わるか目標が変わるのであれば、節税メインで進めていただいてもよいと思います。

①銀行融資を受けるために「微妙な利益」にコントロールする

②節税をして税金を減らす

③確定申告や決算時だけの税理士さん

上記の3つの目標は「よくある間違った情報」で苦労している多くの会社が陥って抜け出せなくなっている問題です。

昔の自分の経験ですが、会計事務所職員に対して「税金が高い」「節税をしてください」「でも、融資を受けるために利益はちょっとでいいから出してほしい」ということを言われる会社がありました。

それも1つや2つではありません。

一度このスパイラルに入ってしまうと、ずっと苦労し続けます。

借入をすると通常は5年~7年返済になります。

この期間を成長をしないで、ずっと負債を増やし続ける必要があります。

100万円の利益を減らすには100万円の経費が必要です。

お金を100万円使って経費を作って、かつ、借入金の返済もするわけですから無理があるのが良くわかると思います。

貧乏になって資金繰りの苦労をするために会社を創ったといってもいいことを選んでいます。

私は過去の経験上、このような会社を立て直すことが非常に難しいというか、ほぼ無理ということを知っています。

抜け出せない理由

なぜなら、社長がこの苦しい状況を「節税して得している」と勘違いし続けているからです。

しかも、ずっとこれを応援してくれる税理士さんと付き合い続けて「赤字は仕方ないですね」と励ましあっているからです。

これを数年続けていたら、これが当たり前だと思ってしまいます。

そして、この社長の周りの付き合っている経営者も同じような人だからこれが普通の世界になっています。

あなたから経営的な視点で話をしていかないと、税理士側は節税と言っておいた方が楽なんです。

だって、利益が出ない体質の会社に「節税ならあるんですけどねー」って言っておいたらいいわけですから。

あなたと家族と社員さん・外注さんは今より良い未来にしてほしいから厳しいことを言っています。

2.時間をかけてゆっくり成長のリスクを知る

建設業は今すぐ成長すると決めたほうが良いと考えています。

理由は次の通りです。

①建設業は労働市場の高齢化と減少が一気に加速する
②同じ建設業でも勝ち負けがはっきりし始めている
③コロナ融資返済の影響で利益を出せないと先がない

建設業全般で起こっている「採用できない問題」があります。

これは今後もっとひどくなります。

日本人の高齢化と人口減少が進んでいくだけでなく、建設業に従事する若い方が減少しているからです。

若い人が建設業界に入ってこなければ、建設業で仕事ができる会社が減少の一途をたどるからです。

仕事があっても技術力がなければ、結局仕事を受けることができません。

実際に仕事のある建設業とない建設業の差もどんどん広がっていることに気が付かれていると思います。

無駄に時間を過ごしているとあなたの建設業はマーケットがあったとしても、成長できない会社になってしまいます。

現在、コロナ融資返済の影響もあり利益を出せない建設業の会社は資金繰りが苦しく、支払い条件を悪くして生き延びていたり、低価格で仕事を探していたりします。

3.千葉税理士事務所が建設業に選ばれる理由

千葉税理士事務所が建設業の経営者に選ばれているのは「節税」や「確定申告・決算」ではありません。

私たちが選ばれているのは建設業の習慣や情報に詳しいという点があります。

建設業に詳しくない税理士事務所の場合、社長が色々説明してもわかってもらえないということが起こります。

さらに、赤字になると「経費を削りましょう」「役員報酬を減らしましょう」「交際費を減らしましょう」と言われるだけです。

本当に無駄だったらコストカットを言いますが、私たちは足りないのは売上というのが基本的な考えになっています。

建設業に強い千葉税理士事務所は次のポイントを重視しています。

①どうしたら売上が増やせるのか
②受注の仕方の改善方法はないか
③取引相手の与信の検討

これ以外にも採用などについてのお話をすることもありますし、BtoCであればマーケティングといったこともお話しすることもあります。

特に建設業に強い千葉との面談が人気なのは建設業のお客様を20年以上経営的な側面から見てきたからです。

4.まとめ

建設業で売上5,000万円を目指すなら、今すぐ取り組まれることをお勧めしています。

理由は時間がかかればかかるほど経営環境は厳しくなるからです。

これは日本の人口構造による変えられないルールだからです。

逆に今起業されているあなたはとてもラッキーです。

今すぐ経営的な視点で税理さんを選ぶことをお勧めします。

もし、千葉税理士事務所に相談してみようかと思われたなら今すぐご相談ください。

℡011-858-7007