【札幌の飲食店社長様へ】売上は過去最高なのに、なぜお金が残らない?“利益なき繁忙”から脱出する処方箋

札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。

札幌で飲食店を経営されている社長様へ。

予約の電話は鳴りやまず、お店は連日満席。SNSを開けばお客様の「美味しかった!」という投稿が並び、売上グラフはグングンと右肩上がりで過去最高を更新中!

傍から見れば、これ以上ないほどの順風満帆な状態。 しかし、社長であるあなたの心の中は、本当に晴れやかでしょうか?

月末。通帳の残高を見て、思わずため息をつく。 「あれ…?あんなに忙しかったのに、思ったよりお金が増えていない。いや、むしろ先月の支払い分を考えるとカツカツだ…」

スタッフは皆、身を粉にして働いてくれている。自分だって、仕込みから閉店後の事務作業まで休みなく働いている。お客様も喜んでくれているはず。

なのに、なぜ、頑張りが報われないんだろう? その現象、実は成長企業が陥りがちな、非常に危険なワナなのです。私たちはそれを『利益なき繁忙』と呼んでいます。

(目次)

1.あなたの会社は「穴の開いたバケツ」になっていませんか?

2.専門家と行う「バケツの穴」診断と、その塞ぎ方

3.「水を注ぐ経営」から「水を貯める経営」へ

あなたの会社は「穴の開いたバケツ」になっていませんか?

なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。 それは、今のあなたの会社が**「穴の開いたバケツ」**の状態になってしまっているからかもしれません。

社長やスタッフが、一生懸命「売上」という名の水をバケツに注ぎ込んでいる。しかし、バケツの底や側面に、自分たちでも気づかない「穴」がいくつも開いていて、そこから「利益」という本当に大切な水がどんどん漏れ出してしまっているのです。

では、その「穴」の正体とは何でしょうか?飲食店の場合、特に多いのがこの3つです。

  • 穴①:感覚頼りの「FLコスト」という最大の穴

食材費(Food)と人件費(Labor)を合わせたFLコスト。飲食店の利益の心臓部ですが、「最近、食材費が上がったなあ」「人手不足だから給料を上げないと…」と、感覚で捉えていませんか?その「感覚」こそが、最も大きな利益の漏れ口になります。

  • 穴②:聖域化された「メニュー」という見えない穴

「これはうちの看板メニューだから」と、原価を度外視して提供し続けている料理はありませんか?実はその人気メニューが、売れれば売れるほど赤字を垂れ流す「お荷物メニュー」になっているケースは少なくありません。

  • 穴③:売上増で膨らむ「隠れコスト」という無数の穴

売上が増えると、不思議と他の経費も増えていきます。気づかぬうちに契約していたサブスクサービス、効果の薄いグルメサイトの広告費、増えすぎた備品代…。一つ一つは小さくても、合計すると無視できない大きさの穴になります。

この「穴」から利益が漏れていることに気づかないまま、「売上が伸びているから大丈夫だろう」と思い込んでしまう。これが、心理学でいうところの「思い込み(Belief)」が招く最悪の「結果(Consequence)」、つまり『利益なき繁忙』の正体なのです。

専門家と行う「バケツの穴」診断と、その塞ぎ方

「もう、うちの店はダメかもしれない…」 そう思った社長、どうかご安心ください。その穴は、正しい方法で診断し、一つ一つ的確に塞いでいくことが可能です。そして、それは社長が思っているより、ずっとシンプルです。

私たちが提案するのは、複雑な会計処理ではありません。たった3つのステップで、あなたの会社のバケ-ツの穴を塞ぐ「処方箋」です。

  • 処方箋①:お店の「健康診断」で、FLコストを徹底解剖する

まずは、あなたの会社の儲けの心臓部であるFLコストが、本当に適正な範囲にあるのかを診断します。札幌の同業種の平均値なども参考にしながら、「売上の何%以内に抑えるべきか」という明確な基準値を設定します。これだけで、日々の仕入れやシフト管理の意識が劇的に変わります。

  • 処方箋②:全メニューの「通信簿」を作成する

どのメニューが利益を稼ぐ「優等生」で、どのメニューが足を引っ張る「お荷物」なのか。それを一枚の表で見える化します。これにより、「Aランチはもう少し値上げしよう」「B定食はセット内容を見直そう」といった、勘に頼らない、根拠のあるメニュー改定が可能になります。

  • 処方箋③:「損益分岐点」というゴールテープを共有する

「月にあと何円売れば、会社に本当の利益が出始めるのか」。この明確なゴール地点が分かれば、社長だけでなく、スタッフ全員のモチベーションが変わります。「今月はあと少しで目標達成だ!」と、チーム一丸となってゴールを目指せるようになります。

「水を注ぐ経営」から「水を貯める経営」へ

頑張りが正しく利益として残り始めると、会社は劇的に変わります。

  • 資金繰りの不安から解放され、社長は心穏やかに眠れるようになります。
  • 頑張ってくれたスタッフに、賞与という形でしっかり還元できるようになります。
  • 「次の店舗」「新しい業態」といった、会社の未来を創るための前向きな投資を考えられるようになります。

もう、売上という水をただがむしゃらに注ぎ続ける経営は終わりにしませんか? 手遅れになる前に、一度、あなたの会社の「バケツ」をプロの目で診断させてください。

私たちが提供する【初回無料・経営ドック】では、社長の会社がなぜ儲からないのか、利益はどこに消えているのか、その根本原因を一緒に探します。

お持ちいただくのは、直近の試算表だけで構いません。難しい会計の話ではなく、「どうすれば、あなたの会社がもっと儲かるようになるか」という未来の話をしましょう。

札幌で誰よりも頑張っている社長の努力を、決して無駄にはさせません。 ご連絡を心よりお待ちしております。


経営コンサル型千葉税理士事務所が札幌で頑張る飲食店を、利益の面から全力でサポートします!

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お電話でのお問い合わせ 電話:011-858-7007(担当:千葉) 「ブログを見た」とお伝えいただくとスムーズです。

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。