建設業の5名の壁を突破する方法とは

札幌市白石区の建設業の経営に強い千葉税理士事務所です。

今回は5名以下の建設業の経営者にとっての良い状況についてお話します。

(目次)

1.5名未満の建設業の壁

2.壁に当たりやすい建設業の特徴

3.5名の壁を飛び越える方法

4.まとめ

1.5名未満の建設業の壁

建設業にはいくつもの大きな壁があります。

最初の壁が5名の壁です。

5名を境に次のような構造になります。

①5名未満の建設業の人工請けによる低単価構造

5名を境に人工請けから現場請けをしやすい構造になります。

人工請けで行っている限りスキルアップや作業効率を上げても単価は上がらないので利益が出ない体質になります。

最近でいうと土日休みになることで、単純に売上が16%程度低下することが起こっています。

②1社専属外注化または便利使いされる

人数が少ないことで現場数を抱えられないことが起こります。

5名以下でも戦略的に動くとこは大丈夫なのですが、なんとなく来た仕事を受けることを続けていると1社に囲い込まれるようにできています。

1社専属となることで良くも悪くも元請次第ということになります。

仕事が薄くなる時期は早期に仕事を切られてしまいやすく、通年で仕事をもらえるとしても低単価保障が付いてきやすい環境になっているのではないでしょうか。

建設業の業界の情報が入ってこない環境になるので、自分の元請先の単価くらいしかわからないので値上げ交渉に弱い体質になります。

③離職者が補充できない

常に忙しいことと、仕事の単価が低いことで求人する時間も条件も悪いということが起こりやすくなります

人工請けで行っていることから求人を出して、面接をすると売上が下がるという構造になります。

離職者が出たときに補充できにくいという悩みが多いのもの特徴的です。

建設業で悩まれている社長

5名の壁に当たっている会社は多いと思うのですが、特徴的なものはありますか?

2.壁に当たりやすい建設業の特徴

建設業で起業される経営者の方からのご相談をいただき、そのまま創業期からお付き合いをさせていただくことも多いです。

その中で実際に成長されている経営者の方からこんなお話をいただきました。

成長できていない建設業の経営者の方からよく言われること

①税理士事務所にそんなに払っているの?!
②税理士事務所に質問しても返事が来ない
③税理士事務所に相談していない

上記の話は実際に私たちのお客様が他の建設業の方から言われるよくある話です。

②の質問をしても返事が来ないということから③の税理士事務所に相談をしないという流れになっているのかもしれません。

ありがたいことに私たちはお客様から現在の顧問料でも満足しているといっていただけたのでうれしい話でした。

壁に当たってしまっている建設業の経営者の方も経営的なことで悩まれていて、税理士さんに相談をされているのだと思います。

しかし、スピーディーなフィードバックがないために経営的にスピード感を出せないまま仕事が忙しくなってしまうようです。

例えば、車両や建設機械を検討していているときに購入しても大丈夫なのか資金調達をどうしたらよいかがわからなければ手が止まってしまいます。

そうしているうちに、動きの速い他社に取れてしまいます。

これは取引先の選定と営業、人の採用についても同じことです。

このちょっとした差の積み重ねが3年以内に数千万以上の売上の差になります。

思い切って税理士さんに「経営相談がしたい」とはっきり言った方がよいと思います。

3.5名の壁を飛び越える方法

5名の壁を飛び越えるためには、意識を変えて行動を変えることが必要です。

意識だけを変え行動を変えなければ何も変わりません。

大きく分けると問題は2つあります。

①収益体質の改善

収益体質が低いままだと、人の採用をしても現在の問題を引きずってしまいます。

採用してもすぐやめてしまって補充ができないということになります。

現在の人数でも取引先の開拓や単価交渉をしっかりやってください。

場合によっては、現在出している見積の仕方が悪いだけで年間数十万・数百万損をしているケースもあります。

②財務体質の改善

収益改善をするときに心配になるのが、仕事が薄くなったらどうしようだと思います。

改革を進める際には痛みを伴うケースがあります。

メンタル面を強くしてくれるのは手元にあるキャッシュです。

必要に応じて金融機関から融資を受けて現預金を増やしておくことも検討しましょう。

4.まとめ

経営的に成長するための5名の壁を突破していくために、現状を変えてみませんか?

目の前の仕事をこなすことも必要なのですが、建設業を経営するという面では事業の作り方を変えるだけで成果が大きく変わります。

より収益力の高い構造にすることで採用の難易度も財務体質も改善していきます。

経営的により良くしていきたいという方は今すぐご相談ください。(℡011-858-7007)

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。