札幌市白石区の千葉税理士事務所です。
お客を黒字にすることを目標に頑張っております。
個人事業主にとって利益と節税が気になる季節になりました。確定申告を税理士さんに頼もうと思っている方も多いと思います。
確定申告代行を税理士さんに頼むときのポイントを知っておきましょう。
(目次)
1.確定申告の期限はいつ?
2.確定申告代行を税理士さんに頼むには2パターン
3.確定申告代行から顧問にした方が成長しやすい
4.まとめ
1.確定申告の期限はいつ?
確定申告は1/1~12/31までの事業の利益や給与などを併せて、翌年2月16日~3月15日までの間に行います。
ただし、税金が還付になる場合や一定の所得が赤字の場合には上記の期間にとらわれません。
3月15日を過ぎた確定申告のことを期限後申告といいます。
期限後申告をする場合には、事業所得など赤字を翌年以後に繰越せないことや青色申告特別控除額が65万円ではなく10万円になってしまうなどのデメリットがあります。
そのため、確定申告は3月15日までに提出しておいた方が良いということになります。
確定申告書の提出期限は翌年3月15日までですが、税金の対象となる売上・経費・利益は12月31日までのものになります。
年末に経費を使ったり、節税対策をするのはそのためです。
個人事業主の節税は年末にかかってしまうため、早めの対策が重要になります。
2.確定申告代行を税理士さんに頼むには2パターン
確定申告代行を税理士さんに頼む場合、大きく分けて2パターンになります。
①経理自体は自分で入力してチェックと確定申告書を作ってもらう
②経理を含めてすべて税理士さんにお願いする
料金的には①のほうが安くなることが通常です。
しかし、入力していただいた処理があまりにも間違いが多い場合には、やり直しになってしまうため料金が高くなってしまうこともあります。
②の経理を含めて税理士さんに確定申告代行を頼む場合は、難しい経理を自分で行わなくてよいというメリットがあります。
年明けの仕事を休むという売上ダウンを減らすこともできます。
私たちに依頼していただけるお客様の中には「経理がストレスだったから頼めてよかった」とお話しいただくことも多いです。
経理処理の料金が若干高くなることと、税理士さんへの資料提出を早くしないと間に合わない可能性があるので注意しましょう。
3.確定申告代行から顧問にした方が成長しやすい
確定申告代行だけで税理士さんとの付き合いをやめてしまうのはもったいないことをご存知でしょうか?
「税理士=確定申告代行」や「税理士=経理代行」と考えている人も多いと思います。
低料金の税理士選びをしている方にとってはそれで充分だと思っていると思います。
もしも、毎年確定申告を税金の計算のためと思っていると「時間を浪費」してしまっています。
それも「年単位」で時間をロスしているのです。
30歳で起業した人が50歳になるまでこのことに気が付かなかったら、20年もより多くの売上・利益を出すことができていた可能性があるのです。
自分で確定申告だけを税理士さんに頼んでいる個人事業主によくあることですが、利益をしっかり出して成長することよりも税金が減ることだけを考えてしまうのです。
利益が少なかったらよかったとなってしまっているのです。
結局、収益力を高くする経験ができないまま年数だけが過ぎていきます。
年齢が上がることで競争力が下がる怖さを理解しないまま時間を捨ててしまうのです。
確定申告を税理士さんに頼んだことは、良いきっかけですから顧問として経営相談ができる関係を作っていきましょう。
4.まとめ
最初は確定申告代行を税理士さんに依頼することで上手に経営者としての時間を活用しましょう。
確定申告のことで時間を取られると売上が減少してしまったり、資金繰りが悪くなります。
毎年確定申告代行を税理士さんに頼んでいると、経営についてしっかりと向き合うことが難しくなります。
最初は確定申告代行を依頼することから始めていきましょう。
次に顧問税理士さんをつけて経営的なアドバイザーとしての関係を作って会社を成長させていきましょう。