マーケティングを知らない動物病院はもうじき〇〇になる

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。

札幌市白石区の動物病院の経営に強い千葉税理士事務所です。

動物病院の経営者の方に質問です。「マーケティング」してますか?

将来のことを考えるとマーケティングを知っている動物病院と知らない動物病院の差はヤバいことになると思います。

その理由をお話しします。

(目次)

1.動物病院マーケットの変化とは?

2.動物病院マーケティングとは

3.マーケティングに取り組む動物病院は増える

4.まとめ

1.動物病院マーケットの変化とは?

小動物対象の動物病院にとって犬は非常に大きなお客様だと思います。

経済産業省の資料によれば、2009年をピークに2021年度末にむかって右肩下がりで犬の登録頭数は減少しています。

一方でペット・ペット用品販売額は右肩上がりで伸び、2020年あたりで横ばいに転じています。

犬の登録件数は右肩下がりの中でペット用品の販売は横ばいということは、現在ペットを飼っている人はペットに対してお金をかけているということが推察されます。

ペット用品の販売金額は実際には統計的な数字の取り方によって見えていないこともあると思いますが、犬の登録頭数が減っていく傾向は止まることなく続いています。

一般的な動物病院にとって犬の飼育頭数の減少はマーケットの縮小を意味しています。

具体的には2009年から2022年の13年の間で約11%も消失したといえます。

私自身、犬の散歩をしますが、犬の知り合いの「〇〇ちゃんが亡くなった」ということが増えてきています。

そして、飼い主さんは新たなペットを飼わずに、一人でお散歩をしていたりします。

これがペットを飼っている人が目にしているリアルな話です。

物価が上がったから飼う人が減るということもあるかもしれませんが、年齢が上がっていくことで責任感のある人はペットを迎えないという選択をしていきます。

日本人の人口減少と掛け合わせて考えると将来のマーケットは現在よりも厳しくなることは想像できると思います。

今後の10年であなたの動物病院はどのような変化が考えられますか?

2.動物病院マーケティングが必要な理由

あなたの動物病院では設備投資をしたのはいつになりますか?

今使っている機械はどれくらい持ちますか?

物価が上がっていく中で、新しい設備を導入するときには同等のものでも今より高額になる可能性が高いです。

マーケットは縮小していく中で、新たな設備投資を考えていかなければならない。

動物病院の院長にとって頭の痛い問題だと思いますが、これが動物病院経営の現実です。

どうしても「どうやって売上を増やすか」ということだけを考えている動物病院の先生が多い気がしますが、ちょっと違います。

売上=単価×お客様の数×リピート数

当たり前のことだと思われると思いますが、重要なことなのであえて言わせてください。

売上を上げようとだけすると、何に手を付けてよいかわからなくなります。

その結果、「今と同じように一生懸命やっていたら大丈夫」という考えになります。

動物病院マーケットは縮小し続けている

だから、今と同じように一生懸命やっていたらお客様は減ります。

バブル期は景気自体が良かったので、経営が上手じゃなくても売上が上がりやすい時代でした。

不景気になるとバブル期と同じことをやっていたら売り上げは上がるでしょうか?

これが外的要因の影響を受けるということです。

縮小する市場でもお客様に選んでいただければ売上は増える

安心してください。あなたの動物病院は売上を「もっともっと増やすことができる」チャンスがあります。

動物病院にとっての市場が縮小していくということは、今以上にライバルと闘っていくことが必要になります。

そんな時にどうやって自社を選んでいただくかを考える必要があります。

しかも、動物病院の方でマーケティングに取り組まれている方は少ないと感じるからです。

広告とマーケティングをごちゃ混ぜで考えてしまっている方が多いと感じます。

マーケティングを知らないで広告をだすと効率が悪いだけでなく、客層が崩れます。

3.マーケティングに取り組む動物病院は増える

現在の動物病院の方でマーケティングに取り組まれている方は多くはないと感じます。

広告を出しているからマーケティングをしているわけではありません。

むしろ、ただ広告を出しているのは非常にもったいないことをしているなと感じます。

マーケティングを知っている動物病院が動き出したら、仕組みとしてお客様を他院から奪っていくと思います。

現実的に次のことを考えてみてください。

子犬時期にあなたの動物病院で診察してから来なくなった患者さんはどれくらいいますか?

引っ越しで来られなくなった方もたくさんいると思いますが、それ以外であれば他の動物病院に行っている可能性があります。

逆にあなたの動物病院に5歳以後になってから初診で来ている子もいるはずです。

「なぜ来たのか?」はわからないかもしれませんが、なにか理由があってきたのだと思います。

この理由をマーケティングというスキルで集客に変えてしまう動物病院が今後増えていくと思います。

なぜなら、市場は縮小し、設備投資や人件費上昇に耐えられなければ事業が継続できなくなることが決まっているからです。

安心してください。今すぐマーケティングに取り組めばまだ間に合います。

https://hokkaido-kaikei.net/keiei-sanbou/

4.まとめ

動物病院のM&Aなどの情報はよく聞きますが、マーケティングに取組もうとしている話は聞くことがありません。

私たちのお客様にはマーケティングの情報も混ぜながらお話をしているので、「何をやるか」ということが戦略的に考えていただけています。

今後、動物病院マーケットが縮小していく中でマーケティングによる差別化や集客を行っていけない動物病院の競争力は下がってくる可能性が高いです。

動物病院を事業として前向きに進めていきたい方は今すぐご相談ください。(℡:011-858-7007)

ZOOM対応もしておりますので、遠方の動物病院の方への対応もしております。

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