確定申告時期が近づいてくると「そろそろ税理士を探そうかな」と思う方が増えてきます。税理士事務所に頼むにはどうしたらいいのかよくわからないまま時間が過ぎてしまう方がたくさんいます。今回は税理士事務所に頼む手順をまとめてみました。
はじめての確定申告対策~税理士事務所に頼むための手順~
弥生会計・MFクラウド会計専門の札幌市白石区の千葉税理士事務所の無料税金ワンポイントです。
確定申告時期が近づいてくると「そろそろ確定申告の準備をしないと」と不安になってきます。
気持ちばかり焦ってしまって「何を」「どうしたらいいのか」がわからない方がたくさんいらっしゃいます。
年明けになると確定申告期限までの時間がタイトになります。
はじめて会計ソフトをどのように使ったらよいのかわからず、領収書などをどうやって経理したらよいかもわかりません。
北海道の場合には雪が積もって移動時間もかかるようになってしまうため、仕事も思うように進まない状況になります。
自分の本業でも時間がかかり、確定申告準備でも時間がかかってしまいます。
確定申告の準備に時間をかければ、本業の時間が無くなります。
短期集中で確定申告準備をすればするほど「本業を完全に止めるしかなくなります」
特に年内に確定申告対策をしようと思っていたのに思いとどまってしまうと、年明けからとんでもない目に遭ってしまいます。
年明けの確定申告対策になって損をするパターン
①年末年始に領収書をまとめようと思っていても領収書などのまとめ方がわからなかった
②パソコンが苦手なので手を付けないでいたら時間が足りなくなった
③税理士事務所に問い合わせをしたが忙しいと断られた
確定申告の準備が年明けになってしまうと、確定申告にかけられる時間が短くなります。
日本全国の個人事業主や不動産賃貸業をしている方は、年明けの2/16~3/15の期間で確定申告をすることになります。
そのため、クレジット会社や取引先・銀行に対しても資料依頼が殺到します。
「はじめての確定申告の方」や「毎月の経理が追い付いていない方」が資料不足に気が付くのは年明けです。
日本全国の個人事業主や不動産賃貸業の人からクレジット会社や銀行・携帯電話会社などに明細を依頼してくるのです。
税務署にも確定申告の仕方や税金の取り扱いに関する問い合わせ電話が殺到します。
電話がつながりにくくなったり、いつもよりも若干不便に感じることがでてくるかもしれません。
確定申告の申告期限はまったなしです。
その間に確定申告に向けた資料集めと会計ソフトでの帳簿作成を完了しなければ期限後申告になってしまいます。
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万が一「確定申告の期限に遅れると受けるデメリット」を知っておこう
確定申告を3月15日までに提出できない場合には、様々なデメリットがあることを事前に知っておきましょう。
1:青色申告の場合の期限後申告のデメリット~青色申告の特典が激減~
より深く青色申告の場合のデメリットについては、
「所得税の期限後申告について その2~青色申告特別控除対策~」
「所得税の期限後申告の注意点 ~青色申告が取消される?!~」をご覧ください。
①青色申告特別控除が65万→10万に減額される
②期限後申告を連続で行うと青色申告が取り消される可能性がある
2:青色・白色両方の期限後申告のデメリット~無申告加算税が課税される~
青色申告の人も白色申告の人も確定申告を期限内に提出できなければ、無申告加算税のペナルティーを受けることになります。
詳しくは、「所得税の期限後しんこくについて その1~無申告加算税対策~」をご覧ください。
税理士事務所に依頼するための手順を知っておこう!
はじめての確定申告の方も毎年確定申告で困ってしまう方は、税理士事務所にどのように頼んだらよいかを知っておきましょう。
税理士事務所への依頼の仕方をしらないと何度も打ち合わせで時間を取られたり、資料を届けに行くことになってしまいます。
ポイント:「自分でどこまでやるかを決めておく」+「税理士事務所に渡すもの」
税理士事務所に頼むときにどこまで自分でやるかを決めておく必要があります。
具体的には、税理士事務所に頼むことができるものは次の通りです。
a:領収書やATM振込明細の整理
b:請求書や給与明細の整理
c:会計ソフトに領収書・請求書・預金などの情報の入力処理
①「経理と確定申告」全部を税理士事務所に頼みたいという方
一般的に経理が苦手で経理をやる時間がないというお客様の場合は、上記のa~cのすべてを税理士事務所に依頼します。
税理士事務所への資料の渡し方
・領収書とATM振込明細を月ごとに封筒にまとめる
・預金通帳をコピーする
・クレジットの利用明細や電話の利用明細を1年分集める
・請求書を1年分まとめる
・給与明細を1年分まとめる
※レシートや領収書には事業に関係のあるものしか入れないこと
②自分で手書きで簡単な帳簿をつけている方~税理士事務所で会計ソフト入力をして確定申告書を作成してもらいたい方~
手書きの帳簿を完璧につけることは非常に時間がかかってしまいます。
さらに数年前の経営状況を調べるときに、専門知識がなければ帳簿を見返すことができません。
会計ソフトに入力しておくことで、簡単に帳簿の見返しができます。
例えば、前年の同じ月の売上や費用を比較したり、前年の気になる費用を調べることも簡単にできます。
手書きの帳簿の場合には、いちいち集計し直しをして、エクセルなどで表を作らなければ前年比較ができません。
過去の気になる帳簿見返しも紙の中から探すという手間がかかります。
上記の①の資料に加えて、自分でつけている次のものを提出します。
・現金出納帳
・領収書を貼っている場合には、そのスクラップブックなど
③自分で経理ソフトに入力している方~税理士事務所に経理チェックと確定申告書作成をしてもらいたい方~
上記の①と②に加えて、次のものを税理士事務所に提出します。
会計ソフトのバックアップデータ
税理士事務所の方で領収書・レシートなどと会計ソフトの経理処理をチェックします。
必要があれば税理士事務所で修正をしていきます。
資料がそろわないうちに税理士事務所に頼むのはNGなの?
税理士事務所によっては異なるかもしれませんが、千葉税理士事務所に限っていえばOKです。
お客様自身で全部の資料がそろってから渡したのでは時間がかかりすぎる場合があります。
個人の確定申告は3月15日までと決まっています。
時間との勝負になるので、手元にある資料を処理していくことが重要です。
お客様自身で追加資料が必要な個所については、依頼をしていただきながら処理を遅らせないようにしていきます。
どの資料が足りないのかわからない場合は?
はじめての確定申告をされる方や経理が苦手な方の場合、どの資料が足りないのかわからない方がいらっしゃいます。
全部の資料が揃ってからといわれても、資料の全体像が分からないわけです。
これでは確定申告期限までどんどん時間が足りなくなってしまいます。
おそらく確定申告期限までに資料がまとまらずに期限後申告になってしまったり、最悪の場合確定申告を諦めてしまうかもしれません。
千葉税理士事務所の場合には、どの資料が足りないのかわからない方には早期に確定申告対策をおこなっていきます。
手元にある資料をいただき、こちらで資料を会計ソフトに入力しながら不足資料を洗い出していきます。
不足資料の確認と経理処理を同時に行っていくため時間がかかってきます。
確定申告をいつ税理士事務所に頼むのが良いの?
結論からいうと、早ければ早いほど良いです。
10月位までに税理士事務所に確定申告を依頼しておくと、今年の帳簿を年内に処理することが可能になります。(※お客様の資料の状況や他の仕事の状況によって不可能な場合もあります。)
年内の早い時期に今年の利益状況がわかれば、税金対策を年内に取ることも可能になります。
年明けの確定申告依頼の場合、大きな節税対策はできません。
確定申告書の提出は3月15日までですが、税金の対象となる利益は1月1日から12月31日までの期間となります。
翌年の1月以後になってしまっては今回の確定申告では節税対策は手遅れになってしまいます。
まとめ
はじめての確定申告の方や今年こそ確定申告で慌てたくない方は、どこまでを自分でやるかを今すぐ決めましょう。
確定申告を税理士事務所に依頼するのであれば、一刻も早い時期から依頼することで税金対策が間に合うか手遅れになるか分かれます。
自分がどのように税理士事務所に頼んでよいかわからないときは、思い切って税理士事務所に電話してみましょう。
千葉税理士事務所の早期確定申告対策
千葉税理士事務所では、はじめての確定申告の大切さを理解しております。
最初の確定申告をしっかりとおこなうことで経理や確定申告の流れが出来上がります。
最初の確定申告を適当に行ってしまうと、その後の確定申告も怪しいものになってしまいます。
過去の確定申告を修正することは非常に手間がかかります。
どこが間違っているかを検証しながら、間違っている根拠を集計して資料もコピーしたりしなければなりません。
場合によっては税務調査を誘発することにもつながります。
経理や税金が苦手な方は自分なりの確定申告でダメージを蓄積するよりも、税理士事務所に依頼してリスクを減らしていきましょう。
特に銀行融資を受けている方や、将来銀行融資を受けたいと考えている方は確定申告の信用力を上げておくことが理想になります。
自分の経理・確定申告に修正が多く必要な場合には金融機関の印象が悪くなってしまいます。
精度の高い確定申告書を提出することで銀行融資対策もしていきましょう。
千葉税理士事務所では、次の方の早期確定申告対策をお手伝いしております!
①はじめての確定申告で不安な方
②ご家族の経理から卒業したい方
③将来銀行融資を検討したい方
今年の確定申告はしっかりしたい方は今すぐご相談ください!
ご相談電話 0120-889-459
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