「そう、それが知りたかったんだよ！」これが私たちがやる理由。
この言葉を聞いて驚きました。
これは私たちのお客様ではない方ですが、実際に事業承継をした方の心からの言葉でした。
その方は先代経営者から事業を引き継いだのですが、数字や経営のことは教わっていませんでした。
当然、その会社にも税理士さんはついており毎月の経理や決算もしていました。
でも経理や決算をやってもらっていても、経営についての考え方や数字の読み方・作り方は全く教わっていなかったそうです。
たまたま、そのことをお聞きして私たちが経営に興味のあるお客様に日ごろからお伝えしている内容をお話ししたときに出た一言が「そう、それが知りたかったんだよ！」という言葉でした。
このお話をさせていただいたことで、今までは私たちが当たり前に目の前のお客様に対して提供している経営に関する情報を教わらずに困っている後継者の方が多いのだと感じました。
後継者として事業を引き継いだ方・これから事業を引き継ぐ方・経営幹部の方にお知らせすることで一つでも多くの会社が良い状態で経営を継続するお手伝いができると考えました。
これが「後継者塾」を私たちがおこなう理由です。
最近事業承継がどんどん起こっています。
会社を家族や従業員に引継いだり、M&Aで別の会社に売却したりと事業承継が起こっています。
M&Aで売却される場合は、相手は経営者なので経営に関する経験があります。
ところが、家族や従業員に事業を引き継ぐ場合には「経営の経験」と「経営の知識」が不足してしまいます。
「経営の知識」とは
経営には成功する方法はたくさんあります。
しかし、経営を失敗するルールは限られています。
従業員として成果をあげられた人でも経営者として成功できるかは別問題です。
例えば、営業成績が優れている人が経営者として事業を承継したとしましょう。
自分が経営するにあたって「とにかく今の商品を売る」ということには長けていますが、会社全体の利益を出すという視点が抜けてしまいます。
どういうことかというと、その商品のマーケットが縮小しているにもかかわらず新たな商品を探すという経営者がやらなければならないことをしていなければ数年後にはどれだけ頑張っても売りあげは下がります。
経営者としては会社の現在・未来を考えて進めなければなりません。
そして、勝てるように会社を導くために情報収集もしなければなりません。
社内においては人材の確保・教育も必要です。
これを知識として勉強しながら進めるのと、感覚だけでやるのでは勝てる確率が大きく変わります。
後継者塾では事業を引き継いだ社長・今後事業を引き継ぐ後継者・経営幹部の方に経営の考え方をお伝えすることで経営に関する判断基準を持つことができます。
「経営の経験」とは
経営の知識は勉強することである程度補えますが、経験ばかりは補いきれません。
知識として持っていたとしても、実際にその局面に対峙したときに冷静でいられるか・優先順位をつけて判断ができるかということになります。
経験は実際にすることだけでなく、先代経営者が何をどう考えてきたのかということを承継することでその会社の経験を承継することができます。
これが私たちのいう「経営計画書」という部分になります。
今すぐ始めたほうが良い理由
後継者が経営についての情報を早く知ることが会社の内部にも対外的にも効果が高くなります。
後継者として会社経営に入った際に、従業員は不安になります。
なぜなら、今後の会社がどうなるのか？
新しい社長が何を考えているのか？
そもそも経営をしていけるのだろうか？
これが社内にも社外にも起こってきます。
社内に不安を感じる人が多いと、ライバル企業として独立することさえあります。
そうすると、自社の売上ダウンと価格競争に巻き込まれるリスクが爆上がりします。
同時に複数人の離職も起こり、自社の営業力・生産能力の低下も起こってしまうという流れができてしまいます。
私たちの後継者塾ではこのような流れが発生する前に、経営者として考えるべきポイントや知っておくべき経営に関する情報をお伝えしていきます。
一般の会計事務所のように会計や税金も触れますが、会社経営に影響が少ないので「経営に強い」経営者になっていただくことに重点を置きます。
後継者塾の対象となる方
・先代の後継者として経営者になった方
・後継者候補として経営の勉強をしてほしい方
・経営幹部で経営のことを理解してほしい方
後継者塾の開催
ご参加いただく方に合わせて研修を行っていきます。
（複数人の参加可）
〇研修は2週間に1度の3か月（全6回）3時間×6回
〇参加費用：1社1名30万円（税別）
- 参加者2名以上参加の場合 追加3万円/名
- 周りに経営者仲間がいらっしゃる場合は複数での開催もお引き受けしております。（別途お見積り）
お問合せ電話：011-858-7007
