札幌市白石区のMFクラウド会計・弥生会計が得意な千葉税理士事務所です。青色申告は届出を出すだけでできていると思ってしまうかもしれませんが「自社経理が重要」ということをご存じでしょうか?
正しい青色申告は自社経理から【税務調査で指摘されないために】
個人事業主の方や一人法人の方などは日々の仕事が忙しくて経理が難しいと思います。
日中はお店や配達・営業・建設現場での仕事など事務処理をする時間がない方も多いはずです。
たまに空いた時間で銀行振り込みや税金の支払いをするくらいで、精一杯になってしまいます。
夜は従業員さんの給与計算をして、来ている請求書をみながら支払い関係の計算をします。
月末には得意先に請求書を作って郵送しなければなりません。
中小企業にとって人材不足は本業部分だけでなく、事務員さんの求人に対しても同じ問題が起きています。
これを個人事業主の方や1人法人の社長がおこなっている場合、買い物をした領収書の経理が追い付かないという現実が起きてしまいます。
ただ、毎日帳簿をつけている人と毎日帳簿をつけていない人では税務調査の際に大きな差が出ることをご存知でしょうか?
会社が自分で経理することで税務調査は有利になる【青色申告は帳簿がポイント】
税務調査の際に「この帳簿は誰がつけたんですか?」と聞かれることがよくあります。
何気ない一言ですが税務調査の上で大きなポイントになります。
あまり知られていませんが「会社が自分で毎日経理をしている場合、税務調査上とても有利になる」可能性があります。
それは法人税法や所得税法の規定に青色申告をしている法人や個人に対して「税務申告に誤りがある場合、帳簿書類を調査して誤りがあるときに限って更正をすることができる」という趣旨の記載があるためです。
帳簿や書類に誤りがなければ、自分で提出した確定申告書や法人税申告書を税務署側で更正することができないということです。
更正とは確定申告や法人決算申告をしている場合に、税務署側が間違いを修正する手続きのことをいいます。
申告をした人が税金が少なすぎた場合などに自主的に間違いを直すことを修正申告といいます。
税務署側が個人事業主や法人が提出した帳簿などに誤りがあるということを立証しなければ確定申告内容が正しいということになるのです。
ここで問題になるのは「毎日ちゃんと帳簿をつけていたの?」ということです。
「1年分をまとめて経理している場合」や「なんでもかんでも領収書を税理さんに渡している」という場合には、帳簿書類に信憑性がありません。
3日前の昼食に何を食べたのかを覚えていない人が1年前の領収書の内容なんて覚えていないのです。
税務調査で聞かれるのは3年前の話まで出てきます。
きちんと毎日経理をしていれば「経費としてその日のうちに判断して、その日のうちに経理している」ということになります。
どちらが信憑性が高いでしょうか?
その日のうちに経理をしている人が間違っていると言い切るのは、判断自体が間違っているケースに絞られてきます。
税理士さんに毎月チェックしてもらうことで適正な経理・税務処理ができる
自社で経理ができるのであれば「税理士いらず」名のではないかと思えてきます。
実は大きな会社でも顧問税理さんはいます。
上場企業でも上場企業の子会社でも大抵顧問税理士はいるのです。
自社で経理部というものがあって、経理のスペシャリストが経理していても税理士さんをつけているのには理由があります。
①自社での経理のチェックを受けることで証拠力を高めている
②経理を滞らせないで流れを保っている
③最新税務や節税情報を集めている
(自社での経理のチェックを受けることで証拠力を高めている)
「毎月税理士さんにチェックしてもらって、問題があるものは修正している」ということになればなおさら信憑性が高くなります。
税理士さんが経理を代行している場合よりも、自社で経理をしている方がより証拠力の高い経理ができているといえるのです。
個人事業主の方も株式会社や合同会社も自社で経理ができるように教えてもらって、毎月チェックを受けることが重要です。
(経理を滞らせないで流れを保っている)
会社の経理は繁忙期になると止まってしまうことがあります。
繁忙期は経理処理するものが多く発生するのに、経理が滞ってしまうのです。
そこをきっかけに確定申告や法人決算まで経理が追い付かなくなってしまう会社が多いのです。
税理士さんが付いている場合には、毎月訪問してくれるので家庭教師状態です。
終わっていなくてもチェックしに来ますので、必然的に経理を効率化しながら処理し続けなければならない環境ができます。
(最新税務や節税情報を集めている)
個人に対する税金も法人に対する税金も毎年改正があります。
一般的には知られていなくても会社経営上大きなメリットがあるものや知らないとデメリットがでる税務というものもあります。
自社で経理・確定申告をしている場合、最新税務情報まで手が回らないので節税失敗というケースが多くなります。
会社だけの判断では税務調査の際に指摘を受けることも多くなります。
毎月税理士さんにチェックしてもらいながら、税務的に修正が必要であれば毎月コツコツとしておきましょう。
毎月のチェックから会社側の税務に関する感覚も上がっていきます。
経理をする時間がない理由は「誰も教えてくれないから」だった
先ほどの話と矛盾しているように感じますが、経理をする時間がない理由は「どうやったら効率的に経理ができるのか」を教えてくれる人がいなかったからです。
ダイエットでも筋トレでも我流で行っている人よりも、専門家のサポートをつけている方のほうが短期間で効果を作ることができます。
しかも、脱落率が低くなります。
自分一人でわからないことをやり続けるには、ストレスが大きくなり達成感が得られないため「続かない」本当の理由になっているのです。
仕事を忙しくこなしながら「経理を効率化」することで、会社の資金繰り改善・利益の向上をすることができます。
そうなると事務員さんを雇用する資金も作ることができるので、会社としての経理の効率化とタイムリーな経営把握ができるようになります。
社長がビジネスについて考える時間や営業の時間を増やすことができるので、成長が軌道に乗っていきます。
(税理士さんがいることで最新の会計ソフト情報が手に入る)
最近では会計処理はパソコンを使って経理をする時代です。
ただし、パソコンを使ったからといってどの会計ソフトを選んでも同じ作業効率になるわけではありません。
税理士さんは様々な会計ソフト情報を持っています。
「○○の会計ソフトが使いやすい」・「××の会計ソフトは大きな会社には向いているけども普通は必要ない」など利用者目線で知っています。
個人事業主の方や20名以下の法人のサポートを中心にしている税理士さんであれば、一人経営者や家族経営の会社にとって効率化できる会計ソフトについても精通しています。
同じ会計ソフトを使っていても上手に使う場合と、何も知らずに使っている場合では2倍・3倍以上の作業効率に差があります。
経理に時間をかけなくてもしっかりとした経理ができるように税理士さんにサポートしてもらいましょう。
私たちは経理ができるようにしっかりサポートします!
私たちのお客様には簿記や経理を全くしたことのない方もいらっしゃいます。
今まで簿記や会計の勉強をしたことのない方のほうが、経理を覚えるとしっかりと経理をしている気がするほどです。
自社で経理ができることは税務リスクを大きく下げることにつながります。
千葉税理士事務所では、個人事業主の社長や奥様、事務員さんが経理を自分でできるように経理の方法をお話しさせていただきます。
いきなりすべてができるようになるわけではないので、一緒に資料整理からパソコンでの経理までを覚えていきましょう。
(経理を教えてもらうにはどうしたらよいの?)
事務所やお店に伺うことも可能です。
弊社に来ていただくことも可能です。
クラウド会計などパソコンを上手に使った効率的な経理のご提案もしております。
今すぐご相談ください。
ご相談専用電話:0120-889-459