ビジネスモデルという言葉をご存知ですか?成功する起業は事前準備が重要です。どのようなビジネスを作っていくかが非常に重要なのです。どんなビジネスをどのように展開していくかがビジネスモデルです。
成功する起業のビジネスモデルの作り方~ストック型ビジネスとフロー型ビジネス~
ビジネスというと非常に難しく感じるかもしれません。
実際に儲けるビジネスを作ろうと思うと非常に難しいものがあります。
そんなものがわかっていたら、みんなが起業して、みんなが大金持ちです。
成功する起業のビジネスモデル=ずっと儲かるものではありません。
以前にもお話ししましたが、起業後1年以内の倒産率と起業後3年以内の倒産が多いのです。
この3年以内に失敗しない起業にするためには、最初のビジネスモデルの組み立てが重要なのです。
ビジネスモデルは大きく分けて2つのパターンに分かれる
ビジネスの仕組みは大きく分けて2種類です。
1つは、ストック型ビジネスといわれるものです。もう1つはフロー型ビジネスといわれます。
自分たちが消費者として受けているもので考えていきましょう。
フロー型ビジネスとは
みなさんがマイホームを建てようと思うとき、何をもとに選びますか?
難しい制約がなければ家の内装で選びますか?
それとも土地で選びますか?
もし、制約がなければ土地で選ぶはずです。土地=場所ですから、立地条件がよいところを最初に決めるはずです。
制約がないのであれば、そこから納得する建物を設計して建てるということになります。
この「土地を買う」「設計をしてもらう」ということがフロー型ビジネスを展開している相手です。
・土地を買う=不動産業者(フロー型ビジネス)
・設計してもらう=設計士(フロー型ビジネス)
フロー型ビジネスとは、単発の仕事で儲けを出していくビジネスです。
単発の仕事を継続して作っていくことでビジネスとして成立させていくものです。
そう考えると、フロー型ビジネスは単発の利益が大きくなければ倒産リスクが大きくなります。
ただし、単発の仕事を高額に設定しすぎると継続して紹介をいただけなくなったりしますので次の仕事が見つからなくなってしまいます。
しかし、フロー型ビジネスを展開しているのに低価格にしすぎると次の仕事が見つからないときに生活ができなくなります。
世間のビジネスの中心はフロー型ビジネスモデル
単発の仕事を完結して売上を上げるビジネスモデルがフロー型ビジネスです。
世の中の仕事に多いものが、このフロー型ビジネスモデルです。
このフロー型ビジネスをストック型に転換できないか考えることも重要です。
これ以外にも次のものがフロー型ビジネスといわれるものです。
・飲食店・理美容業・建設業・小売業・マッサージ店など
士業といわれるものもほとんどがフロー型ビジネスモデルです。
・行政書士・司法書士・弁護士など
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ストック型ビジネスとは
フロー型ビジネスに対してストック型ビジネスというものがあります。
ストック型ビジネスとは、長期的に継続して仕事が続くビジネスモデルです。
長期的に継続して売上が立つので、フロー型ビジネスモデルよりも安定収入が見込めます。
そんなよいビジネスモデルがあれば、是非やっていきたいと思います。
具体的には次のものがストック型ビジネスモデルです。
・電気・ガス・水道などのサービス
・固定電話・携帯電話などの通信サービス
・インターネットのサーバーなど
・スポーツクラブの年間契約
・コピー機などのリース契約
・アフィリエイト
・税理士の顧問契約 など
フロー型ビジネスモデルをストック型ビジネスモデルに転換している例
スポーツクラブは月ごとの契約
スポーツクラブのホームページをみていただくと、非常に勉強になります。
原則として、月会費
いつでもやめられるので、1か月でも退会できるということになります。
これは、フロー型ビジネスモデルです。
1か月分のサービスを提供すれば終わるわけです。
フロー型ビジネスモデルは、単発を繰返さなければならないので新規件数が大切になります。
そこで、スポーツクラブでは新規入会キャンペーン・ご紹介キャンペーンを展開します。
これによって、新規の件数を確保します。
新規入会キャンペーンでは、入会金が0円になったり、タオルをくれたりします。
ご紹介キャンペーンでは、入会者にも紹介者にもメリットを与えて新規を獲得します。
フロー型ビジネスモデルは、単発の仕事を完結させて売上が確定します。
つまり、1回あたりの単価が高くなければ難しいはずです。
こんなに消費者にメリットを提供していたのでは、利益がないはずです。
1か月で辞められるものなのにおかしいわけです。
しかし、実際にはスポーツクラブはフロー型ビジネスモデルをストック型ビジネスモデルに転換している
いつでも辞められるものを辞められないようにすることでストック型ビジネスモデルに転換する
・自動引き落としにすることで継続課金にする
・ダイエットなど継続プログラムを組むことで利用を長期化
・退会手続きを来店のみにすることで、解約を抑制
・年間契約割引で長期化
スポーツクラブをやめる一番の理由は、「スポーツクラブに行かない」ことです。
スポーツクラブに行くのが面倒になって足が遠のいた人が、辞めるためにスポーツクラブにいかなければいけないのです。
しかも、カウンターに行って退会手続きをするわけです。
行っても行かなくても、自動引き落としやクレジット課金で毎月報酬は入ってくるわけです。
本来はフロー型ビジネスモデルですが、入金システムと解約手続きのハードルを上げることでストック型ビジネスモデルに転換しています。
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まとめ
ビジネスモデルを考える場合、ストック型ビジネスとフロー型ビジネスの違いに着目しましょう。
フロー型ビジネスは、単発の仕事を複数作っていくビジネスです。
ストック型ビジネスは、継続して収入をえるビジネスです。
フロー型ビジネスで起業する場合、いかにストック型ビジネスに転換できないかを考えましょう。
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