「税務調査」怖くない!経理担当者が準備すべきチェックリスト【最新版】

経理担当者の皆様、いつもお仕事お疲れ様です!

数ある情報の中から、私たちのブログを読んでいただき、本当にありがとうございます!札幌市白石区の中小企業専門の経営コンサル型税理士の千葉です。


このブログを読むことであなたは「税務調査、これでバッチリ!むしろこれを機に会社の状態を再確認できた!」と自信を持って言えるようになります。

税務調査と聞くと、「うちにも来るのかな…」「何か指摘されたらどうしよう…」「完璧に準備できるかな…」そんな不安な気持ち、痛いほどよくわかります。

「もし急に連絡が来たら、どうすればいいんだろう?」 「顧問税理士がいない、または今の税理士さんだと相談しにくい…」

そう思っていませんか?ご安心ください!税務調査の連絡が来てからでも、私たち税理士にご依頼いただき、万全の体制で臨むことは十分に可能です。実際に、税務調査の連絡を受けてからご相談をいただき、スムーズな対応で乗り切った事例も多数ございます。

このブログを読み終える頃には、あなたは**「税務調査、これでバッチリ!むしろこれを機に会社の状態を再確認できた!」と自信を持って言えるようになります。** 事前の準備のポイントから、調査当日の心構え、そして税務調査をチャンスに変える秘訣まで、ぎゅっと凝縮してお届けしますね。


目次

  • 税務調査はなぜ行われるの?
  • 税務調査で「ココを見られる!」具体的なポイント
  • 税務調査準備の虎の巻:経理担当者向けチェックリスト【最新版】
    • ① 帳簿・証憑書類の確認
    • ② 会計処理の正確性の確認
    • ③ 申告内容の確認
    • ④ 従業員への情報共有
  • 税務調査当日、どうすればいい?
  • 税務調査を前向きな機会にするための視点
  • まとめ

税務調査はなぜ行われるの?

「税務調査」と聞くと、まるで悪いことをしたかのように思われがちですが、決してそうではありません。税務調査は、納税者の皆さんが適正に税金を申告しているかを確認するための、いわば「定期健康診断」のようなものです。

私たち税理士も、税務署の皆さんも、中小企業の健全な経営を願っています。もし、万が一間違いがあったとしても、早めに発見し、是正することで、未来のトラブルを未然に防ぐことができるんです。


税務調査で「ココを見られる!」具体的なポイント

税務調査と一言で言っても、見るべきポイントは多岐にわたります。税務署の担当者は、主に以下の点に注目して調査を進めます。

  • 売上計上の正確性: 売上除外や計上時期のずれがないか。
  • 仕入れ・経費の妥当性: 架空経費や個人的な支出が混じっていないか。領収書や請求書は適切に保管されているか。
  • 人件費: 給与計算、源泉徴収、社会保険料の処理が適切か。
  • 交際費: 交際費の基準を超えていないか、接待内容が明確か。
  • 固定資産: 減価償却の計算が正しいか、除却漏れはないか。
  • 在庫の評価: 在庫の棚卸しが適切に行われているか。
  • 資金の流れ: 預金通帳と帳簿の整合性が取れているか。

もちろん、これら以外にも個々の会社の業種や規模によって、見られるポイントは変わってきます。だからこそ、日頃からの丁寧な経理処理が大切になるんです。


税務調査準備の虎の巻:経理担当者向けチェックリスト【最新版】

さあ、いよいよ本題です!税務調査の連絡が入ったら、焦らずこのチェックリストを活用してください。一つずつクリアしていくことで、あなたの準備は完璧に近づきますよ!

① 帳簿・証憑書類の確認

これが税務調査の基本中の基本です!

  • ✓ 総勘定元帳: 各勘定科目の残高と取引内容が合っているか確認しましょう。特に、現金出納帳と預金出納帳は厳しくチェックされます。
  • ✓ 請求書・領収書: 全ての経費に適切な証憑がありますか?日付、金額、宛名、内容が明確か確認し、整理整頓されているかチェックしましょう。
  • ✓ 契約書: 取引先との契約書や雇用契約書など、重要な書類はすぐに取り出せる場所にありますか?
  • ✓ 議事録: 役員会や株主総会の議事録はきちんと作成・保管されていますか?

② 会計処理の正確性の確認

日々の会計処理が正しく行われているか、あらためて確認しましょう。

  • ✓ 勘定科目の適正性: 例えば、修繕費と資本的支出の区分は適切ですか?
  • ✓ 費用計上時期: 費用は発生主義に基づいて計上されていますか?
  • ✓ 収益計上時期: 収益の計上時期は適切ですか?売上計上漏れはありませんか?
  • ✓ 消費税の処理: 課税区分は正しく行われていますか?仕入れ税額控除の要件を満たしていますか?

「この処理、ちょっと自信ないな…」と感じたら、その場で立ち止まらずに専門家に相談することが大切です。早い段階での対応が、後々の大きなトラブルを防ぎます。

③ 申告内容の確認

過去の税務申告書と会計帳簿に齟齬がないか確認しましょう。

  • ✓ 法人税申告書: 添付書類を含め、提出した内容と帳簿が一致していますか?
  • ✓ 消費税申告書: 課税売上高、課税仕入れ高、納税額の計算に誤りはありませんか?
  • ✓ 源泉所得税納付書: 給与からの源泉徴収額と納付額が一致していますか?

「提出した書類、どこにしまったっけ…」そんな経験はありませんか?税務調査では、過去数年分の書類を確認されることもありますので、常に整理整頓を心がけましょう!

④ 従業員への情報共有

税務調査は、経理担当者だけでなく、会社の全員で協力して乗り越えるものです。

  • ✓ 調査の目的を共有: 税務調査は会社の健全性を確認するためのものであり、決して責められるものではないことを伝えましょう。
  • ✓ 質問への対応方針: 従業員が税務署から質問された場合、誰に確認し、どのように回答するかを事前に共有しておきましょう。
  • ✓ 不要な発言を控える: 調査官との雑談から、思わぬ情報が漏れてしまうこともあります。必要最低限の回答に留めるよう周知徹底しましょう。

この準備をしっかり行うことで、あなたは安心して税務調査に臨むことができます。そして、この準備を通じて、自社の経理体制の強みと弱みを把握する素晴らしい機会にもなるはずです。


税務調査当日、どうすればいい?

準備万端で当日を迎えたら、あとは落ち着いて対応するだけです。

  • 笑顔で挨拶: 調査官も人間です。好意的な態度は、円滑なコミュニケーションにつながります。
  • 正直に回答: 質問には、嘘偽りなく、誠実に答えましょう。曖昧な返答は、かえって疑念を招くことがあります。
  • 不明な点は保留: すぐに答えられない質問や、確認が必要な事項は、その場で無理に回答せず、「確認して後日改めてお答えします」と伝えましょう。
  • 専門家(税理士)に立ち会ってもらう: 税務調査には、必ず顧問税理士に立ち会ってもらいましょう。専門家の知識と経験は、あなたの心強い味方になります。私たちも、これまで数多くの税務調査に立ち会ってきました。安心して私たちにお任せください。

税務調査を前向きな機会にするための視点

税務調査は、単に過去の処理をチェックされる場ではありません。むしろ、会社の経理体制を見直し、改善する絶好のチャンスと捉えることができます。

  • 経理業務の棚卸し: 普段、何となく行っていた経理業務を、この機会に体系的に見直すことができます。
  • 不正リスクの低減: 潜在的な不正リスクを発見し、未然に防ぐための仕組みを構築できます。
  • 内部統制の強化: 経理部門だけでなく、会社全体の内部統制を強化するきっかけになります。
  • 専門家との連携強化: 税理士とのコミュニケーションを密にし、より強固なパートナーシップを築くことができます。

「税務調査で指摘を受けたらどうしよう…」と心配する必要はありません。むしろ、「これを機に、もっと良い会社にしよう!」というポジティブな気持ちで臨むことが、成功への鍵となります。


まとめ

今回のブログでは、税務調査について、経理担当者の皆様が知っておくべきポイントと、準備すべきチェックリストを詳しくご紹介しました。

日々の丁寧な経理処理が、税務調査を乗り切る最も重要なカギとなります。そして、もし「この処理で合っているのかな?」「税務調査って具体的にどう準備すればいいの?」といった疑問や不安があれば、どうぞ一人で抱え込まないでください。

私たち札幌市白石区の中小企業専門の経営コンサル型税理士の千葉将志税理士事務所は、経理担当者の皆様の「困った!」に寄り添い、具体的な解決策を一緒に考えます。税務調査対策はもちろん、日々の経理業務の効率化、資金繰りのご相談、将来を見据えた経営戦略まで、幅広くサポートさせていただきます。

私たちは「数字」だけでなく、「人」と「心」を大切にする税理士事務所です。あなたの会社の未来を一緒に築いていくパートナーとして、いつでも頼りにしてください。

「今の税理士さんに聞きにくい…」「もっと気軽に相談できる税理士を探している」と感じているなら、ぜひ一度、私たちにご連絡ください。あなたの疑問や不安を、笑顔で解決に導きます!

まずは、お気軽にお電話ください。あなたの会社を強くする一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!

電話番号:011-858-7007 営業時間:平日9:00~17:00

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。