数字に弱い経営者とはどんな人?

札幌市白石区にある経営に強い千葉税理士事務所です。

経営者の中には”数字に弱い”ということをおっしゃる方も多くいらっしゃいます。

”自分は数字に弱くない”という経営者の方もいらっしゃいます。

難しい算式が解けなければ数字に弱いと思っていると余計な苦手意識を持ってしまいます。

「数字に弱い経営者とはどのような人のことをいうのか」を見ていきましょう。

(目次)

1.経営者が”数字に弱い”と何が起こるのか

2.”数字に弱い”とはどんなことをいのか

3.数字に強い経営者になるには

4.まとめ

1.経営者が”数字に弱い”と何が起こるのか

まず、経営者が数字に弱いと会社に何が起こるのかを知っていただきます。

経営者が数字に弱いという場合には”感覚による経営”をしていきます。

なぜなら数字自体には興味がなく、”入ってくるお金”と”忙しさ”に興味が出てきます。

”出ていくお金”は払う段階になってから気が付くということが多くなります。

人によっては”ケチ”になり”コスト病”にかかります。

逆に、無意味に大盤振る舞いになる方もいます。

数字を見て判断をしていないので、何がどこまでできるのかということがわかりません。

そのために、”やれること”を”やれない”と判断したり、”できないこと””やってはいけないこと”をやってしまったりという経営上リスクの高い行動をとります。

当然ですが、将来の数字を作るという考えはないので売上を上げることだけを考えたり、戦略というものを考えることはできません。

俗にいう”成り行き経営”という状況になります。

2.”数字に弱い”とはどんなことをいのか

では、”数字に弱い”とはどのような状況をいうのかをみていきます。

中小企業の経営者の数字は高等数学の話ではありません。

難しい数学的な記号を使って計算できる人を数字に強いといいません。

単純に四則演算ができればよいのです。

具体的には次の数字を理解したり、計算できれば良いです。

①自分の会社の前期・当期の売上がわかっている

②大体の経費構造がわかっている

③自分の会社の前期・当期の利益がわかっている

④客単価がわかっている

⑤粗利益率がわかっている

⑥毎月の借入金の返済額がわかっている

⑦損益分岐点売上が計算できる

⑧必要売上が計算できる

大体、これくらいのことがわかっていれば数字に弱い経営者ではありません。

これだけの数字がわかっていれば、会社の将来のことをしっかりと考えられるのです。

数字に弱い経営者になると、上記の数字に興味がないので現実を見られないだけではなく、将来に向けたことを考えられないのです。

実は、会計事務所もこの数字を上手に使って経営者のパートナーになれていないということです。

税理士事務所に頼んでいても経営が良くならないのはそこに原因があるのです。

3.数字に強い経営者になるには

数字に強い経営者になるためには、会社の数字に興味を持つことです。

細かい経費の内容に興味を持てといっているのではありません。

細かい領収書の1枚1枚に経営者が突っ込みをいれているほど暇なわけがありません。

明らかに無駄遣いをしていれば別ですが、そうでなければ会社の経営にコスト面が問題になるケースはほとんどありません。

問題は収益です。

話がそれてしまいましたが、数字に強い経営者になるには次のことをしっかりとやりましょう。

①毎月の試算表を翌月の決めた日までに作成する(例20日まで)

②自社で経理が苦手であれば税理士さんに経理を外注する(大事なのは毎月の数字)

③経営に強い会計事務所と数字の打合せをする

社長一人でYouTubeで勉強をされている方も多いと思いますが、自社の数字を使ってしっかりと面談できる会計事務所に頼んだ方が効果的です。

なぜなら、大きな会社の数字をつかうよりも自分の会社のほうが実体験として理解が早いのです。

これを毎月繰返していくことで、しっかりと”数字に強い経営者”に変わっていきます。

社長が数字に強くなると幹部に対する数字教育もできるようになりますので、会社が数字に強い会社に変わっていきます。

4.まとめ

数字に弱い経営者のままいくと、景気が下降局面に入った時に一気に会社の状況が悪くなります。

数字に興味をもち、経営に強い会計事務所と付き合うことで強制的に数字に強い社長・会社になります。

私たち千葉税理士事務所では、会社を良くしたいという経営者の方にオリジナル資料を使った打合せを実施しております。

経営を良くしたいという方は今すぐご相談ください。

 

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