札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。
黒字の会社が増えなければ、景気回復ができないばかりかみんなの働く場所が無くなってしまいます。
だからこそ、経営に関することに力を入れています。
経営者が社長としてやるこべきことと、社員にやらせていることが逆になっている会社が多いことをご存知でしょうか?
しかも、そのことを誰も教えてくれない上に、社長自身が目を背けているのです。
(目次)
1.赤字会社によくある社長言葉
2.赤字会社の社長がやるべき本当の仕事とは
3.まとめ
1.赤字会社によくある社長の言葉
節税の相談がしたいといっている会社が実は”赤字”ということはよくあります。
むしろ、節税という言葉が好きな社長の方が赤字体質という気がします。
本来、利益が出ていなければ節税というものは必要ありません。
節税してお金が無くなって経営に困窮する方が本末転倒です。
赤字会社の社長によくある特徴を見ていきましょう。
≪赤字会社の社長のよくある言葉≫
①現場で忙しい
現場というのは建設業だけではありません。
飲食店でも厨房仕事や店内接客のことを”現場”と表現しています。
現場仕事をしているから忙しくて、何もできないというのです。
忙しければ売上が上がるわけではありません。
極端な例をいえば、仕込みを一生懸命していて忙しければ売上が上がるのでしょうか?
お客様が来なければ作業をいくらしたところで売上は上がりません。
建設業の現場仕事を一生懸命したとして、その現場が終わった後の売上がなければそのあとですぐに赤字になる可能性が高いのです。
「社長は遊んでいろ」ということを言っているのではありません。
現場で忙しいという理由で黒字になるわけではないのです。
②数字は苦手
赤字会社の社長によくあるのは「数字は苦手だから税理士に任せている」という方がいらっしゃいます。
数字といっても基本的には「足し算」「引き算」「割り算」「掛け算」しか使いません。
高等数学を使っていません。
これを数字が苦手だから人に任せるというのはおかしいです。
赤字であれば数字をどう読むかを税理士さんに聞くべきです。
赤字でも仕方がないという気持ちから数字に目を向けない人が多いです。
手元のお金を回すだけであって、経営改善はする気がないのです。
③社員が営業しない
「うちの社員は数字が作れない」・「社員が営業しない」という理由が赤字だそうです。
もしも、社員が売上をたくさん上げているなら独立していると思います。
社員に営業を丸投げしていて、売上が上がらないのは当たり前です。
赤字会社であれば社員の給与も低い可能性もあります。
社長が売上を上げなければ、誰も売り上げを作れません。
仮に新規得意先を作ってきたとしても、会社の赤字を解消できるような得意先になる可能性は恐ろしく低いのです。
2.赤字会社の社長がやるべき本当の仕事とは
赤字会社の社長がやるべき仕事を見ていきましょう。
赤字会社の状況にもよりますが、短期的に資金問題がある場合と無い場合で分かれます。
①短期的に資金問題がある赤字の場合
A)資金調達
B)コストカット
C)現状売上構造の検討と改善
②短期的資金問題がない赤字の場合
社長自身が売上を作るという意識を持つことからスタートです。
しかも、今までと同じ感覚で売上を上げようと思うとダメです。
おそらく余計に赤字が膨らみます。
なぜ赤字になったのかを考えてください。
ゼロベースでどういう仕事をしたら黒字になるのかを考えることも必要です。
できれば、経営相談ができる税理士さんに相談しながら改善方法を検討したほうが良いです。
なぜなら、改善が進んでいるかどうかは数字に表れるからです。
3.まとめ
赤字体質の会社の社長は「仕方ない」という言葉が好きです。
仕方がなければ赤字でもよいということです。普通に経営をしたら赤字になるようにできていることを知ってほしいのです。
昔に比べて最低賃金も上がっています。社会保険料の負担も増えています。
昔は消費税もありませんでした。様々な経費が増えているのです。
しかし、バブル期のように経済は右肩上がりではありません。
普通に経営をしていたら経費の上昇よりも低い成長の経済で勝負をしています。
これは社長が覚悟をもって経営をしなければ赤字になるわけです。
忙しければ黒字になるわけでも、赤字の数字を見なければ黒字になるという夢物語もありません。
しっかりと、経営について向き合い会計事務所と打合せをしていきましょう。
私たち千葉税理士事務所は「お客様をよりよい黒字にする」という目標をもって仕事をしています。
経営に本気で取り組もうという方からのご相談をお待ちしております。