札幌市白石区にある弥生会計・弥生会計オンライン・MFクラウド会計が得意な千葉税理士事務所です。
会計ソフトを買えば、簡単に自分で経理ができると思う方がたくさんいらっしゃいます。
「経理として働いたことのない私が、会計ソフトを購入したら・・・・・・」
この後に続くものを想像してみてください。
広告的な回答は「パーフェクトな経理が簡単にできた!」となるはずです。
しかし、実際問題は会計ソフトを買ったけども、よくわからないという声をいただくことが多いのです。
自分で購入して、自分で経理ができている方も一定割合いると思います。
しかし、会計ソフトを購入してもよくわからないという方もかなりの数いらっしゃいます。
経理経験がない方が会計ソフトを買うのは、「素人税理士がHP作成の専門ソフトを購入しても使い方がわからずあきらめてしまうのと同じ」です。
実際にHPを製作する仕事をする方が購入するようなソフトを買って、事務所ホームページを作ろうとした時期がありました。
なんせ、仕事がなく暇だったのでホームページをプロ仕様のソフトを使って簡単に作ろうと意気込みました。
家電量販店でよさげな専用ソフトを手に取って選んでプロっぽいものを選択。
金額が高ければいろいろなことができるはずと思いました。
急いで事務所に戻って箱を開けてインストールまでは順調です。
ところが、
ソフトを起動して、説明書を読んでも、さっぱりわかりません。
日本語の説明書なのに、理解ができません。
説明書通りに操作しても、説明書通りに動いているのかがわかりません。
さらに、
自分が行っている操作が、ホームページをつくる過程のどこをやっているかもわからないのです。
おそらく、その専門ソフトは正しく動いています。
プロが使っていたら、昔よりも操作性もアップしていて簡単により良いものができるようになっていたはずです。
しかし、素人からみると昔のものを知りません。
どこが改良されているのかもわかりません。
だって、改良されていても正しく動かせているかもわからないのですから。
さらに、完成形態がわかりません。
そして、ホームページ作成ソフトをあきらめました。
「会計ソフトも同じことが起こっている」ことに気付いた
自分がホームページ作成ソフトの購入で失敗したことを反省した時に気が付いたことがありました。
よくわからないときに
・ 高ければきっと良いものだと思う
・ 良いものであれば不足はないと思う
・ 「わからないこと」が「わからない」ということを理解していない
・ ソフトを買えば、魔法の杖のように簡単に・完璧にできると思っていた
・ 独学でやろうとすることで無駄な時間とお金がかかった
わからない業界のことを初めて自分で行うと、次のことが起こります。
・ 合っているかどうかわからない
ものすごく、シンプルなことなのですがこれが結論です。
会計ソフトを購入しても、いじっていても合っているかどうかがわからないのです。
それも、2つの意味で合っているか分からないのです。
① 「会計ソフトの使い方として合っているか」がわからない
自分が操作している画面が、自分がしようとしている処理をする画面なのかわからない。
会計ソフトを使っていると、処理をする箇所が複数あります。
例えば、
・ 仕訳日記帳
・ 簡易振替伝票
・ 振替伝票
・ 現金出納帳
・ 預金出納帳
こんなに、処理ができる箇所があります。
これのうちのどれを開いて処理をするのが正解かがわからないのです。
この部分を解消するには、経理を理解しなければ難しいのです。
② 「経理として合っているか」がわからない
会計ソフトの入力する画面がわかったとしても、経理処理として合っているのかがわからない。
なんとなく、会計ソフトの入力はできるようになったけども税金の申告の時に問題が起きないかがわからないという場合があります。
見た目は、会計ソフトを上手に使えているのですが税務的には問題を抱えてしまっているケースです。
例えば、
「振込手数料を引いて振りむ場合」と「振込手数料を自分負担で振込む場合」で会計処理が変わります。
一見、どちらでも同じ取引に見えますが経費を多く計上してしまう可能性があります。
今回の例では、振込手数料を引いて払っている場合は、こちらは振込手数料を経費にしてはいけません。
振込手数料を自社で負担して振込んでいる場合には、振込手数料は自社の経費です。
こういった会計処理として、正しいものは何かがわからないとソフトの操作ができても正しい経理ができません。
ということは、結局経理がわからなければ会計ソフトが進歩しても使えない
会計ソフトの進歩は目覚ましいものがあります。
弥生会計でも預金情報を自動的に取得してくれるサービスも始まりました。
MFクラウド会計では、預金情報だけではなくクレジットカードの情報・Amazonなどの取引情報も自動的に取得できます。
会計処理らしきものまでは自動で行ってくれます。
こんなことは10年前には考えられませんでした。
税理士事務所としては、非常に便利になり効率化が図ることができると期待しています。
こんな便利な機能ですが、初めて経理をする方にとっては便利と感じないかもしれません。
先ほどからお伝えしている通り、合っているかどうかがわからないからです。
そして、その経理処理が確定申告や法人決算のどこの部分を行っていて、そのゴールがどこまでやればよいかがわからないからです。
効果的な会計ソフトの活用法
では、会計ソフトをどうやって活用すべきかが問題になります。
これは、経理を理解していけばよいのです。
経理を理解することで、会計ソフトの進化の恩恵を受けられるのです。
税理士事務所とパートナーを組むことで、経理や税金について理解していきましょう!
・ 自社で経理する時間を短時間にすることができる
・ 経理のケアレスミスが減って税務調査での安心感が出る
・ 税理士事務所への記帳代行コストを抑えられる
まとめ
開業したばかりの方や経理経験がない方の場合、会計ソフトを購入しても使いこなすことは難しいです。
会計ソフトの機能が進化しても、合っているかがわからないため不安になってしまいます。
特に、開業後最初に税理士事務所とパートナーを組んで経理や税金に関する知識をいれていきましょう。
そうすることによって、長期的なコストが増えることを抑えていきましょう。
千葉税理士事務のサポート
千葉税理士事務では、お客様が自社で経理できる環境づくりを徹底サポートさせていただきます。
弊社にて、お客様の代わりに帳簿をつけることも行っておりますが、経理処理が終わって状況をご説明するのは前月のものになってしまいます。
タイムリーな会計情報を手に入れるには自社の経理を創ることが大切です。
はじめての会計ソフトの利用や、はじめての確定申告・はじめての法人決算など心配事があればお気軽にお声がけください。
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ご相談電話番号 0120-889-459