札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。
令和5年10月よりスタートしたインボイス制度で税理士さんを頼む方も増えている気がします。
そんなときにどんなポイントを重要視しして税理士さんを選んだらよいかをお話しします。
(目次)
1.インボイス制度で税務調査が増える?
2.インボイスで税理士さんを探す理由を明確に
3.インボイスで厳しくなるのは経営の問題が根本
1.インボイス制度で税務調査が増える?
まず最初に札幌国税局発表の税務調査についてみていきましょう。
今回はインボイスで税理士さんを考えている方を対象にまとめるので個人の方という前提で話を進めます。
対象期間:令和3年7月~令和2年6月
※この期間は新型コロナウイルス感染症の影響で税務調査の件数自体が減っているという記載がある期間です。
【所得税税務調査実態】(令和3年7月~令和4年6月)
所得税調査(特別・一般):877件(対前年137.0%)
所得税の申告漏れ等の非違件数:795件(90.65%)
申告漏れ所得金額:10,948百万(1件当たり236万円)
【消費税税務調査実態】(令和3年7月~令和4年6月)
消費税調査(特別・一般):536件(対前年157.6%)
消費税の申告漏れ等の非違件数:452件(84.33%)
申告漏れ追徴税額:669百万円(1件当たり125万円)
個人事業主に対する税務調査が行われる場合には、所得税と併せて消費税の税務調査が実施されます。
税務調査の選定をする上で、所得税だけの事業者を選定するのか消費税のチェック項目がある事業者を選ぶのかというところは税務署側のチョイスになるのですが税務調査によって追徴税額が増えやすい環境が出来上がったといえます。
令和3事務年度の所得税と消費税の調査実施割合から推定すると、個人事業主のうち約6割の調査対象が消費税も併せて税務調査がなされたのではないかと思います。
ここでインボイスで免税事業者だった方が課税事業者に転換すると、より消費税の調査対象割合が上がるということになります。
消費税調査(特別・一般):536件(対前年157.6%)
消費税の申告漏れ等の非違件数:452件(84.33%)
申告漏れ追徴税額:669百万円(1件当たり125万円)
個人事業主に対する税務調査が行われる場合には、所得税と併せて消費税の税務調査が実施されます。
税務調査の選定をする上で、所得税だけの事業者を選定するのか消費税のチェック項目がある事業者を選ぶのかというところは税務署側のチョイスになるのですが税務調査によって追徴税額が増えやすい環境が出来上がったといえます。
令和3事務年度の所得税と消費税の調査実施割合から推定すると、個人事業主のうち約6割の調査対象が消費税も併せて税務調査がなされたのではないかと思います。
ここでインボイスで免税事業者だった方が課税事業者に転換すると、より消費税の調査数・税務調査に占める消費税の調査対象割合が上がるということになります。
税務調査で間違いがあるといわれる割合は約84%ですので、税務調査に当たった場合に追徴税額が増える傾向になったといえます。
2.インボイスで税理士さんを探す理由を明確に
インボイス制度が始まることによって、今まで税理士さんを頼んでいなかったけども検討したいというお問い合わせも増えています。
ここでどんな税理士さんを探せばよいかを考えてみてください。
安ければよいと考えられる方もいますし、せっかくの機会だから少しでも良い税理士さんを探したいという方もいらっしゃいます。
税理士さんは一般的に次の部分につては大差はありません。
①一般的な会社の決算申告・確定申告・消費税申告に関してはレベル
※海外取引・専門的な節税などではない限り、税理士さんで税金に関する差はあまりありません。
②ただの入力だけの経理代行の内容
【税理士さんによって大きく差が出てくる部分】
①実務的な経営相談・経営指導ができるかどうか
②資金繰り改善や財務改善のアドバイスができるかどうか
③経営的な資料としての経理代行
④資金繰りを考慮に入れた節税アドバイス
⑤毎月の面談の役立ち具合
私たち千葉税理士事務所が選ばれているのは、この税理士によって大きく差が出るという部分で選んでいただいております。
その理由は次の項目をご覧ください。
3.インボイスで厳しくなるのは経営の問題が根本
なぜ千葉税理士事務所が選ばれているのかの部分が今回のインボイスと関係しています。
私たちはインボイス制度の導入時からインボイスについての情報収集をして税務情報をお客様に提供してきました。
これは目の前のお客様がインボイスで混乱しないための情報提供です。
この部分では私たちが選ばれる理由ではありません。
では、なぜ選ばれるのかというとお客様の会社が経営的・財務的・資金繰りが良くなるように面談をし続けているからです。
ただ決算書や試算表を上から読み上げて、今期の売上・経費・利益などを説明しても会社は良くなりません。
もっと踏み込んで、お客様の会社の売上をどう考えるのか・将来の成長をするためにはどうしたらよいか・金融機関から資金調達をしやすい会社にするにはどうしたらよいかなどを定期面談で話しております。
だから、千葉税理士事務所が選ばれているわけです。
インボイス制度の導入で皆さんの会社は十中八九コストアップしていきます。
それはインボイス制度と合わせて値上げの要請が行われ、持続的賃上げを背景に今後も値上げは続きます。
これが経営環境の変化です。
今までと同じように経理をしてもらって、決算で利益が少なければいいなという会社は赤字になります。
そして、金融機関から融資を受けることも難しくなります。
なぜなら、コロナ融資の焦げ付きが始まっており、金融機関は今後融資に対する姿勢をこれ以上緩和することは難しいからです。
金融機関の指導もあり、一時的には融資の緩和が行われるかもしれませんが経理代行してもらって、決算だけをしてもらっている状況では融資の情報も経営情報ももらえません。
特に、定格の税理士さんを頼む場合は情報を含めたサービスも最低ラインであることは当たり前です。
皆さんの会社はインボイスで経営環境が変わっていく中で何を重要と考えられますか?
会社の売上・財務・資金繰りも考えていきたいのであれば経営に強い税理士さんに相談してください。
もしも、私たちでもよろしければご相談いただければと思います。
相談電話:011-858-7007