札幌市白石区の経営に強い千葉税理士事務所です。
今回は税理士さんが決算が近くなるとしてくる「決算予測」というものがあります。
この「決算予測とはどのようなものなのか」とその効果・そして、決算予測で損をしている会社が多い理由をお話しします。
(目次)
1.会計事務所からよく聞く「決算予測」とは
2.決算予測が役に立つ場面とは
3.千葉税理士事務所が〇〇予測をする理由
1.会計事務所からよく聞く「決算予測」とは
会計事務所や税理士事務所はその会社の決算時期に近くなると「決算予測」というものをします。
どこの会社に対してもするわけではなく、月次顧問契約をしているお客様に対して行うサービスになります。
確定申告だけや決算だけというお客様には提供していないサービスです。
また、資料の提出がきちんと定期的にできていない会社に対しても「決算予測」はできません。
なぜ決算予測ができないのかと「決算予測」とはどういうものかをお話しします。
決算予測は決算月の1か月~3カ月前くらいに、今期の決算の着地の売上・経費・利益・納税を予測したものになります。
そのため過去9カ月くらいの実際の売上・経費・利益が正しい数字であることが必要になります。
残り3カ月くらいは、今期の数字の推移・実績を基に業況予測を加味して着地の数字を予測るものです。
定期的に帳簿を進めていない場合には、この実績値がめちゃくちゃになるので決算予測は役に立たないことになります。
最悪の場合、黒字だと思ったら大赤字になったり、赤字だと思ったのに相当の利益がでて納税額がとんでもないことになるというリスクがあります。
自分の会社の決算の時、申告直前まで税額がわからない・税理士さんが節税してくれないと思う場合は帳簿の状況がどうなっているのかを再確認することも大切です。
会社の経理体制を見直すことでできる節税もあるので、今、自社の帳簿がどこまでできているのかを確認してみましょう。
2.決算予測が役に立つ場面とは
会計事務所がする決算予測は「売上・経費・利益・納税額」の着地予測をするとお話ししましたね。
この決算予測が役に立つ場面とはどのような時なのかも見ていきましょう。
税理士さんを頼んでいても決算申告の直前で「今月末までの〇〇万円もの税金を払えと言われた」という税理士さんへの不満が良くあります。
このトラブルは決算予測が早期にできている場合には起こりにくいトラブルです。
経営者にとって多額の税金を短期間で払わなければならないというのは非常に大きなストレスになります。
まして、会計事務所の担当者が「〇〇万円の納税になります」と簡単に納付書を置いて行ったのであれば、「お前に経営者の気持ちはわからない」「他人事だから簡単に払えと言っているんだ」と思ってしまいます。
こういう状況は会社の側にも税理士事務所にとっても、避けたいトラブルです。
これは税理士側のサービスに問題があるといわれると「確かに反省することはたくさんある」と思います。
一般的には決算予測が役に立つのは決算の2・3カ月前にある程度の予測をすることで「納税資金の心配に対して早期に対処できる」・「節税の方法を検討できる」という2点が挙げられます。
3.千葉税理士事務所が〇〇予測をする理由
経営に力を入れている千葉税理士事務所では、損益予測の決算予測だけではなく、財務予測もする場合があります。
さらに、決算予測の「納税資金への対処」・「節税対策」に加えて「金融機関の格付け対策」も行ったりします。
どんなに決算の着地予測が正しくとも、会社はお金がないと倒産します。
使わないお金を融資で受けっぱなしにしても、意味がないこともあります。
今の会社の状況がどういった状況なのかを確認して、来期以後どのような資金調達をしなければならないのかも併せて検討します。
決算の着地を今後の経営上有利になるように決算着地をコントロールし、資金調達のしやすい会社にしていくための決算予測をしていきます。
決算予測というよりも「決算対策」を行っていきます。
ただの決算予測だけをしてもらっている状況では資金調達の有利不利や将来をどのように見据えて経営していけばよいかを考えることができないのです。
私たちの決算予測や役員報酬改定のシミュレーションが非常に喜ばれているのは、未来の経営を数字で見ることができるからです。
もしも、本当に経営的な付き合いをしたいという方は今すぐご相談ください。
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