札幌市白石区の経営に力を入れている千葉税理士事務所です。
言い方はよくないのですが、飲食店というと税理士さんにとっては「簡単な業種」というのが昔の考えでした。
その理由は「現金商売」「複雑な経理が必要ない」というものです。
しかし、飲食店の経理ができるということと「飲食店の経営に強い税理士」というのは全く別だということをご存知でしょうか?
(目次)
1.飲食店で困っていることとは
2.今までの税理士さんによく起こりがちなこと
3.飲食店の経営に強い税理士とは
1.飲食店で困っていることとは
飲食店で困っていることはたくさんあると思います。
例えば、
- ①売上が上がらない
- ②人手が足りない
- ③社会保険負担が重い
これらのことに当てはまらないところは、もともと繁盛店なのではないでしょうか。
個人事業の飲食店の方や1店舗・2店舗経営の法人では、上記のような悩みが非常に多く寄せられています。
昔から飲食店はパート・アルバイトに支えられてきた業界で社会保険の加入はない人件費で成長してきた側面があります。
さらに、最低賃金も低かったため人件費割合を低く抑えることができる時代がありました。
昨今は法人の社会保険加入義務の強化や人手不足といったこともあり、飲食店経営も「経営者」としての考えを持たなければ難しい業種になっています。
飲食店の方にとって、これらの悩みがあるのですが税理士さんに相談できている方は少ないというのが現状です。
では、なぜ税理士さんに飲食店の経営者が相談できていないのかも考えてみましょう。
2.今までの税理士さんに起こりがちなこと
飲食店の経営者にとって税理士さんとは「経理代行」と「確定申告」「決算代行」と考えている方が多いと思います。
単純に自分では面倒な経理を税理士さんにやってもらって、確定申告や法人決算をやってもらえればよいという関係です。
できれば、安ければよいという基準で税理士さんを選んでいる場合に起こりやすい構造です。
金額にすると毎月の税理士さんへの報酬は1万5千円~3万円の相場がこのラインでの付き合いになっていると思います。
この金額帯で選ばれる税理士さんは、頼まれている経理と確定申告をおこなうことを仕事と考えているので、ある意味お互い合意の上での仕事だと思います。
しかし、飲食店にとって問題なのは売上・利益の問題です。
税理士さんに経営アドバイスがもらえないのであれば、経営上この顧問料に意味があるのかを考えてみましょう。
飲食店経営者にとっては売上が上がらず苦しいままです。
そして、税理士さんを頼んでも経営が楽にならないと疑問を持っているかもしれません。
もしも、税理士さんと経営の話ができるのであれば「あと数万円高くても意味がある付き合いになる」と考えてみてはいかがでしょう?
本格的な飲食店コンサルタントと比較すると破格に低価格なのです。
3.飲食店の経営に強い税理士とは
飲食店の経営者が自分で納得のできる数字を作れているのであれば税理士さんに経理や確定申告だけ頼んでいてもよいと思います。
しかし、自分の会社の売上や利益について「もっと数字を出したい」「よい会社にしたい」と考えるのであれば経営についての情報や経験が豊富な第三者から定期的にアドバイスをもらった方が良いと思います。
勉強をするにしても、独学ですべてを覚えることと、塾や専門学校に通って勉強するのでは習得できるスピードや密度が異なります。
あくまでも、「何をゴールとして考えているか」です。
経営を良くしたいというゴールがあるのであれば、時間を短縮したほうが勝ちです。
特にコロナの影響で飲食店は大きなダメージを負っています。
そんな時に、経理や確定申告や節税だけでは飲食店の経営が厳しくなります。
飲食店の経営に強い税理士さんは飲食店の数字を考えて打合せをします。
経理や確定申告だけではありません。
これからどのように手を打っていくのかを一緒に考えて、ヒントを出してくれる税理士事務所が飲食店経営に強い税理士さんです。
自分の店が「最低いくらの売上を上げなければならないのか」を計算できなければ税理士さんを頼んでいる意味がないのです。
こういった数字の読み方、考え方、使い方を教えてくれるのが経営に強い税理士さんなのです。
千葉税理士事務所は飲食店経営に強い税理士事務所
私たちは飲食店のお客様の経営について一緒に考えさせていただいております。
毎月の経理・確定申告をゴールとして考えるのではなく、今後の会社の在り方を含めて経営計画を立てていくお手伝いをしています。
売上が足りない・利益が足りないという事象に対して、どのように考え展開していくのかを定期的に打合せをしていきます。
特にコロナの影響が大きい飲食店の場合には、経営改善を今すぐ進めることをお勧めします。