判断に迷う朝ほど、軸は「正しさ」ではなく「耐えられるか」

情報の洪水が、判断を「重く」している

おはようございます。
今の時代、経営者が一番苦しいのは「選択肢が多すぎること」ではないでしょうか。

AI導入、DX、リスキリング、組織改革……。
SNSを開けば「これをやらなきゃ遅れる」という脅し文句が溢れ、コンサルタントは「最適解」を持ってきます。

真面目で、社員想いの経営者であるあなたほど、こう思うはずです。
「間違った判断をして、みんなを路頭に迷わせたらどうしよう」と。

その責任感は、弱さではありません。経営者としての誠実さそのものです。

「正しいかどうか」は、10年後しか分からない

AI時代の残酷な事実は、「正解の寿命が短い」ことです。
今日正しいとされた技術が、半年後には陳腐化する。そんなサイクルの中で「正解」を探し続けるのは、終わりのないマラソンを全力疾走するようなものです。

だから、軸を変えましょう。

AIを導入して効率化し、摩擦を恐れず人員整理をする苦労か。
あえて効率を捨ててでも、今のメンバーと泥臭く変化に対応する苦労か。

どちらも正解であり、どちらも茨の道です。
だからこそ、他人の正解ではなく、「あなたが耐えられるほう」を選んでいいのです。

同じ経営者として

「逃げだと思われないか」と心配する必要はありません。
自分が背負える範囲で決めること。それは「逃げ」ではなく、最も高度な「リスク管理」です。

あなたが倒れたら、元も子もありません。
会社を守るために、まずはあなたの心を「納得できる場所」に置いてください。