建設業におすすめ会計ソフトはいったい何か?建設業の経営者に気になるところだと思います。建設業の確定申告や法人決算を行っている税理士が建設業におすすめお会計ソフトをご紹介していきます。
建設業におすすめ会計ソフト【弥生会計・MFクラウド会計口コミ】
建設業に効果的な会計ソフトは何かを税務のプロの税理士目線で考えてみました。
建設業におすすめの会計ソフトの口コミとして見ていただければと思います。
建設業の経理上の問題点は次の点です。
①建設業の現場が移動する(事務所や自宅にいないことがある)
②建設業の経理専門の事務員さんがいない
③建設業にあった会計ソフトがわからない
建設業の経理をどうしたらよいかといったときに、大きな問題が出てくるのは会社ごとに規模が異なる点です。
大きな建設業の会社の場合には、専門の経理の人がいます。
仮に現場が地方を回っていても建設会社の経理はしっかりと行われていきます。
ところが小さな建設業の会社の場合には、社長が経理も行っています。
建設業の経理専門の職員がいないので、現場が忙しくなると経理なんてとてもできません。
地方出張は移動先に経理をするための資料を持ち運ぶことが難しいため、経理ができないということが起きてしまいます。
このように建設業は会社の規模などによっても経理事情が異なってきます。
しかし、個人事業の確定申告や法人決算申告を行っていかなければならないのです。
建設業専門の税理士目線で建設業におすすめの会計ソフトを考えてみました。
建設業におすすめ会計ソフト1【1か月分をまとめて経理なら弥生会計パッケージ版がおすすめ】
弥生会計にはクラウド版とパッケージソフトの2種類があります。
弥生クラウド・やよいの青色申告オンライン・やよいの白色申告オンラインはクラウド会計です。
弥生会計・やよいの青色申告はパッケージソフトです。
パッケージソフトとは、パソコンにソフトをいストールするタイプの会計ソフトです。
パッケージソフトはインストールしたパソコンでしか作業ができません。
弥生会計シリーズのパッケージソフトはwindowsパソコンにインストールする必要があり、地方出張の場合そのパソコンを持参することが必要になります。
そのため地方出張がある建設業の場合、1か月程度をまとめて経理せざるを得ない場合も出てきます。
ここで重要になってくるのは会計ソフトの入力のしやすさです。
弥生会計のパッケージ版は非常に入力や修正が行いやすい作りになっています。
【パッケージソフトがクラウド会計よりも優れている点は操作性】
この後ででてくるクラウド会計よりも、パッケージソフトが優れている点は操作性です。
クラウド会計はオンライン状態で使う会計ソフトです。
クラウド会計はインターネットにつないだ状態で、web(ウェブ)上で操作をすることになります。
通信環境に影響されやすい会計ソフトなのです。
そのため経理に慣れていて高速入力ができる人にとっては時間差があり、画面の切り替わりなどにストレスを感じることがあります。
税理士事務所で入力の早い職員の場合には、クラウド会計よりもパッケージソフトのほうが効率的に処理ができることがあります。
建設業におすすめ会計ソフト2【毎日コツコツできるなら弥生会計オンラインもおすすめ】
建設業でも毎日レシートや領収書をコツコツつけられる経営者や事務員さんがいる場合には、弥生会計シリーズのオンライン版が向いています。
弥生会計のクラウドサービスは次の3種類あります。
・やよいの青色申告オンライン(個人事業の確定申告用会計ソフト)
・やよいの白色申告オンライン(個人事業の確定申告用会計ソフト)
・弥生会計オンライン(法人も使用可)
【コツコツ経理の建設業に弥生会計オンラインなどが向いている理由とは】
地方出張がある建設業でも毎日コツコツ経理をしておきたい場合、パッケージソフトでは不都合が出ることがあります。
(地方出張のある建設業にパッケージソフトを使うデメリット)
・パソコンを持ち運ぶことによってパソコンが壊れてしまうリスクが増える
・パソコンが壊れることによって経理データが取り出せなくなる
(地方出張のある建設業に弥生会計オンラインなどが向いている理由)
弥生会計オンラインなどは様々なパソコンで使うことができます。
仮にパソコンが出張中に壊れてしまっても、会計データはクラウド上にあります。
そのため会計処理済みの部分までのデータをほかのパソコンで確認し、追加の処理を行うことができます。
現場から戻ってきてからその日のレシートや領収書を処理してしまうのであれば、弥生会計オンラインもおすすめです。
クラウド会計ソフトを使う場合には、ウインドウズパソコンだけではなくマック(mac)で会計処理を行うことも可能です。
ただし、クラウド会計を使う場合にはインターネット環境が必要なのでホテルにネットがついているか、スマートフォンのテザリングができる環境である必要があります。
建設業におすすめ会計ソフト3【自動経理を目指すならMFクラウド会計がおすすめ】
建設業の経理を極力負担を減らしながら行っていきたい場合にはMFクラウド会計がおすすめです。
MFクラウド会計はクラウド会計で最近伸びている会計ソフトです。
クラウド会計で有名どころといえばfreee(フリー)ですが、MFクラウド会計もクラウド会計で使い勝手は悪くないソフトです。
クラウド会計の中で、自動化を目指しやすい設計になっている会計ソフトですので忙しい建設業の社長向きの会計ソフトです。
【MFクラウド会計を建設業で効率的に使う方法】
どこまでお金をかけるかで効率的にできるレベルは変わります。
請求書作成システム・給与計算システムも導入するとほぼすべてのことをMFクラウド会計と連携できます。
連携してしまえば、かなり効率的に経理を行っていくこともできますが会計ソフトに割く予算の関係もあるのでそこは税理士さんと打合せしましょう。
MFクラウド会計を使う場合でも、請求書や給与計算はエクセルなどで行っていくということも可能です。
一般的に建設業の経理を効率的に行う場合の準備をお話しします。
①経費の支払いとプライベート利用のクレジットカードを分ける
②インターネットバンキングを導入する
たったのこれだけです。
MFクラウド会計などのクラウド会計は、クレジット明細のデータやインターネットバンキングのデータと連動して経理処理を行っていきます。
クレジットカードとネットバンキングを使っているのであれば、MFクラウド会計を使うことで経理の効率化を図ることができます。
ただ、自動的に処理されるということは油断していると間違ったものも自動的に処理されてしまいます。
パソコンが普及して漢字が書けない人が増えたのも、便利になれることで起きている弊害です。
便利になればなるほど考えることが無くなってしまう人がいるので注意してください。
税務的に良いか悪いかを考える暇もなく自動経理で処理されるリスクもあるということは忘れないでください。
現金で購入したレシートなどを携帯カメラから取り込んで経理することも可能ですが、オプションの契約が必要になります。
会計処理のチェックは税理士さんに頼むのがベスト【自動経理でもチェックはしましょう】
会計処理を行った後には税理士さんにチェックしてもらいましょう。
特にクラウド会計を導入して自動経理ができるようになった場合は、税務的なリスクが含まれているかどうかを見てもらいましょう。
クレジット明細から自動的に経理処理がされているからレシートや領収書を破棄してしまったという場合には、消費税法上のリスクを伴ってしまうこともあります。
このように税務的な規定は会計ソフト側では判断してくれません。
予定納税や税制改正など経理とは別に税務的な情報は経営上重要になってきます。
税務調査の際にどのように判断されるかということを含めて、税理士さんに毎月チェックしてもらいながら経営を効率化していきましょう。
建設業専門の千葉税理士事務所はクラウド会計対応
建設業専門の千葉税理士事務所では建設業のお客様の経理の効率化をお手伝いしております。
クラウド会計を使ってお客様の経理を効率化したり、経理はプロに頼みたいというお客様には税理士事務所で経理代行することもできます。
建設業もしっかりと経理をしていかなければ利益が多く出すぎたり、会社の資金繰りがおかしくなることもあります。
毎月コツコツと経理をして、利益状況をみながら節税対策をとることも重要です。
個人の建設業の場合には法人化を検討することもあります。
経理や税務・節税で考えてみたい方は今すぐご相談ください!
ご相談電話 0120-889-459