税理士は『過去会計』のプロ?それとも『未来予測』のパートナー?成長する飲食業が選ぶべき税理士像

「お店の数字、ちゃんと『未来』を語ってくれてますか?」
札幌で飲食店を経営されているあなたに、いきなりこんな質問をしてすみません。でも、これ、意外と多くの方がハッとされる問いかけなんです。
日々の仕入れ、人件費、そしてお客様の笑顔のために、本当に大変な毎日を送っていらっしゃると思います。原価管理、FLコスト(Food Cost & Labor Cost)、客単価、回転率…飲食業には、独自の、そして複雑な「数字」が山のようにありますよね。
そして、その数字をまとめて税務申告をしてくれるのが税理士さん。 「うちの税理士さんは、毎月きっちり試算表を出してくれるし、決算も滞りなくやってくれるから安心」 そう思っている方も多いかもしれません。
しかし、もしあなたが「もっとお店を大きくしたい!」「新しい店舗を出したい!」「従業員の待遇を改善したい!」といった、未来に向けたビジョンをお持ちであれば、今の税理士さんとの関係性について、もう一歩踏み込んで考えてみる必要があるかもしれません。
なぜなら、多くの税理士が「過去の数字を正確に処理するプロ」である一方で、「未来を予測し、共に戦略を立てるパートナー」としての役割は、実はまだ十分に認識されていないからです。
この記事では、変化の激しい飲食業界で勝ち抜くために、あなたの会社が本当に選ぶべき税理士像、そしてその税理士とどのようにタッグを組むべきかについて、札幌の経営コンサル型税理士が親身にお伝えしていきます。
目次
- 「過去会計」だけではもったいない!飲食業が直面する数字の課題
- なぜ「過去会計」に終始する税理士が多いのか?
- 未来を創る!『未来予測』に強い税理士が飲食業にもたらす価値
- 数字が苦手でも大丈夫!未来予測型税理士との付き合い方
- 札幌で「攻める飲食経営」を支える税理士をお探しなら
- あなたの未来のために!無料相談で一歩踏み出そう
1. 「過去会計」だけではもったいない!飲食業が直面する数字の課題
「今月の食材費、ちょっとかかりすぎちゃったかな…」 「アルバイトのシフト、もっと効率化できないかな?」 「売上は上がっているのに、なぜか手元にお金が残らない気がする…」
飲食業の経営者様は、日々、このような「過去」の数字と向き合い、頭を悩ませていることと思います。もちろん、過去の数字を正確に把握することは非常に重要です。それがなければ、税務申告もできませんし、現在の経営状況を客観的に見ることもできません。
しかし、それだけでは「もったいない!」と私は常々感じています。 なぜなら、飲食業の経営は、常に未来を見据えて「攻める」必要があるからです。
- 新しいメニューの開発に投資すべきか?
- 繁忙期に向けて、どれくらいスタッフを増やすべきか?
- 2号店を出すとしたら、いつ、どれくらいの資金が必要か?
- 急な仕入れ価格の高騰にどう対応すべきか?
これらはすべて、「過去の数字」だけを見ていても答えが出ない「未来」に関する問いですよね。 多くの経営者様は、過去の数字を会計事務所から受け取っても、「ふーん、そうか」で終わってしまい、それをどう未来に活かせばいいのか分からない、という現状があるのではないでしょうか。まるで、健康診断の結果だけ渡されて、「あとは自分で考えてね」と言われるようなものです。
2. なぜ「過去会計」に終始する税理士が多いのか?
では、なぜ多くの税理士は「過去会計」に終始してしまうのでしょうか?
それは、税理士の国家資格制度が、税務申告という「過去の行為」の専門家として設計されているからです。もちろん、これは非常に重要な役割であり、税理士の根幹をなすものです。税法に基づき、複雑な会計処理を正確に行い、納税者の義務を果たす。これには高度な専門知識と経験が必要です。
しかし、その一方で、「未来予測」や「経営コンサルティング」といった分野は、必ずしも税理士の必須業務とはされていません。そのため、多くの税理士事務所では、日々の記帳や決算業務を効率的にこなすことに注力し、経営者個別の未来戦略にまで踏み込む機会が少ないのが現状です。
これは決して、税理士が悪いということではありません。どちらかというと、税理士と経営者の「役割」に対する認識のズレが原因になっていることが多いのです。
「私は会計のプロなので、過去の数字は完璧に処理します。未来のことは、社長さんがご自身で考えてくださいね。」 という税理士と、 「税理士さんなら、うちの経営も助けてくれるはず!」 という経営者。このギャップが、両者の間に「もったいない」隔たりを生んでしまっているのです。

3. 未来を創る!『未来予測』に強い税理士が飲食業にもたらす価値
では、「未来予測」に強い税理士が、飲食業にもたらす真の価値とは何でしょうか?それは、単に数字をまとめるだけでなく、あなたの会社の「未来のストーリー」を共に描いてくれることです。
例えば、このような状況を考えてみましょう。
- Activating Event(出来事): 「原材料費が急騰し、利益が圧迫されている…」
- Belief(信念/解釈): 多くの経営者は「これはもう仕方ない」「値上げするしかないのか…」と諦めや焦りの気持ちを抱くかもしれません。
- Consequence(結果): その結果、利益が減少し、将来の投資に回せる資金が不足してしまうかもしれません。
しかし、「未来予測」に強い税理士は、この「出来事」に対して、異なる「信念」を提案します。 「確かに原材料費は上がっていますが、同時にデリバリー需要は伸びています。この機会に、新たなメニュー開発や、クラウドキッチンへの投資で売上を伸ばすことはできませんか?」 あるいは、「既存メニューの価格帯を見直し、原価率の低い高付加価値メニューを増やすことで、客単価を上げつつ利益率を確保できるかもしれません」
このように、単なる現状維持ではなく、「未来」を見据えた選択肢を提示し、それに伴う資金繰りや税務上の影響まで含めてシミュレーションします。
具体的には、このようなサポートが可能です。
- 詳細な収益シミュレーション: 「もし客単価が100円上がったら?」「テイクアウトの売上が20%増えたら?」といった具体的な仮定に基づき、未来の損益を予測し、目標設定をサポートします。
- 資金繰り予測と改善提案: 未来の売上と費用から、資金がいつ、どれくらい必要になるかを予測。新規出店や設備投資のタイミング、銀行からの融資戦略などを具体的にアドバイスします。
- 最適な節税戦略: 「未来の利益」を見据えた上で、今からできる効果的な節税策を提案。単なる「税金を安くする」だけでなく、「手元資金を最大化し、未来の投資に回す」ための戦略です。
- 事業計画の策定支援: あなたの「こうしたい!」という想いを、数字に基づいた具体的な事業計画書に落とし込み、金融機関からの評価を高めるお手伝いをします。
私たち札幌の税理士は、あなたの会社の数字を単なる報告書としてではなく、未来を創るための「戦略ツール」として活用します。
4. 数字が苦手でも大丈夫!未来予測型税理士との付き合い方
「でも、自分は数字が苦手で…」 そう思っている飲食店の経営者様、ご安心ください。未来予測に強い税理士は、あなたが数字の専門家になることを求めません。むしろ、**「数字を経営に活かすための通訳者」**としての役割を担います。
大切なのは、以下の3つのポイントです。
- 「あなたのビジョンを共有する」: どんなお店にしたいのか、どんな未来を創りたいのか、その熱い想いを私たちにぶつけてください。それが未来予測の出発点になります。
- 「質問を恐れない」: 分からないこと、疑問に思うことは、どんな些細なことでも構いません。遠慮なく質問してください。私たちは、専門用語を使わず、飲食業の現場感覚に寄り添った言葉で丁寧に解説します。
- 「未来の選択肢を一緒に考える」: 私たちが提示するシミュレーションや提案に対して、「なるほど!」「これはどうだろう?」と一緒に考え、議論する姿勢が大切です。最終的な決断は経営者であるあなたですが、そのプロセスは二人三脚です。
私たちは、複雑な数字の羅列を、あなたの「未来の地図」に変えるお手伝いをします。まるで、美味しい料理のレシピを教えるように、分かりやすく、実践的にサポートします。

5. 札幌で「攻める飲食経営」を支える税理士をお探しなら
もしあなたが、
- 「現状維持では物足りない、もっとお店を成長させたい!」
- 「新しい挑戦をしたいけど、資金面や税金面で不安がある…」
- 「今の税理士は、税務申告は完璧だけど、未来の相談ができない…」
- 「札幌で、飲食業に強く、攻めの経営をサポートしてくれる税理士を探している!」
そうお考えであれば、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
札幌の飲食業界は、多様な魅力と挑戦に満ちています。私たち税理士は、この地域で多くの飲食店経営者様をサポートし、その成長を間近で見てきました。地元の食材の仕入れ、観光客の動向、人手不足への対応など、札幌ならではの飲食業界の特性も熟知しています。
私たちは、単なる税金計算の代行業者ではありません。あなたの会社の「夢」を具体化し、数字の面からその実現を強力に後押しする、「未来を共に創るパートナー」です。あなたの「こうしたい!」という気持ちを、具体的な数字と戦略に落とし込み、成功へと導くお手伝いをさせていただきます。
6. あなたの未来のために!無料相談で一歩踏み出そう
過去の数字は変えられませんが、未来はあなたの選択と行動でいくらでも変えられます。そして、その未来をより良いものにするために、私たち税理士を「過去会計のプロ」ではなく「未来予測のパートナー」として最大限に活用してください。
初回のご相談は、もちろん無料です。
どんな些細なことでも構いません。「こんなこと、相談していいのかな?」なんて遠慮はいりませんよ。あなたの夢や、お店の現状に対する不安、何でもお話しください。私たちは、あなたの話にじっくり耳を傾け、貴社の「未来の可能性」を共に探ります。
特別特典! このブログ記事をご覧になり、お問い合わせいただいた飲食業の経営者様には、「飲食業向け『基礎からわかる「利益計画」の作り方』」を無料でプレゼントいたします!これは、多忙な飲食業の経営者様が、無理なく未来の資金繰りを予測し、改善策を立てるための実践的なガイドです。これ一つで、未来の資金繰りが見違えるようにクリアになりますよ。
さあ、あなたの会社とお店の未来のために、今すぐ行動を起こしませんか? お問い合わせは、以下のフォームまたはお電話で、お気軽にご連絡ください。 私たちは、あなたの会社との出会いを心よりお待ちしております!
[電話番号:011-858-7007]
投稿者プロフィール

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中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。