社長のための経営判断設計|その判断は、未来を守っていますか
PHILOSOPHY

社長のための、経営判断設計

その判断は、未来を守っていますか。
経営が止まる原因は、能力不足ではありません。判断が“設計されていない”だけです。

そのとき、あなたは「最善」だと思って決めたはずです。
目の前の問題を、何とか乗り越えるために。

けれど数年後、ふと立ち止まったとき、こう思う瞬間が来ます。
「あの判断は、本当に正しかったのだろうか」


その場を乗り切る判断が、未来を壊すことがある

私は過去に、その瞬間を乗り越えることだけを考えて判断しました。
将来のことよりも、まずは今を何とかしなければならなかったからです。

結果として、その判断は数年後、大きな障害となって返ってきました。
何年もの時間と、数百万円以上の利益を、静かに失いました。

「その時の最善」は、未来の最善とは限らない。

だからこそ、判断は“才能”ではなく、“設計”として扱う必要があります。


判断を歪めた正体は、焦りでした

理由は、とても単純です。
目先の売上に、焦っていた。

低単価でもいいから案件を集める。忙しくしていれば、不安は消える。
そう思っていました。

ですが、忙しさは成果を保証しません。
やるべきことをやらなければ、どれだけ忙しくても、未来は良くならない。


捨てたことで、見えたもの

あるとき、私は決めました。
低単価で大量に案件を集めることを、捨てる。

その代わりに、自分に問い続けました。

  • 人の役に立つ仕事とは何か
  • 自分がしたいことは何か
  • 心が動くのは何をしているときか

答えは、経営そのものを考えることでした。
数字の奥にある、社長の迷いと決断に向き合うことでした。


社長が迷う、本当の理由

多くの社長と向き合ってきて、ひとつ確信していることがあります。

人は、怠けているから迷うのではありません。
「今、自分がどのステージにいるのか」それが見えないから、迷うのです。

位置が分からなければ、進む方向も決められない。
だから、まずは“現在地”を言葉にします。


経営判断設計とは何か

経営判断設計とは、社長が安心して決断できる状態を、先につくることです。

  • 目先将来を切り分ける
  • 忙しさ成果を切り分ける
  • 感情事実を切り分ける
  • 現在地(ステージ)を言葉にする

判断を代わりに下すことはありません。
社長が、自分の判断に責任と納得を持てる状態を設計します。


最後に

過去の自分に一言だけ声をかけられるなら、私はこう言います。

忙しさは、良いことではない。
やるべきことをやらなければ、成果は出ない。

経営は、気合でも根性でもありません。
判断の質で、未来は変えられる。
そして判断は、才能ではなく、設計できる技術です。

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著者:千葉 将志(税理士/経営支援)

数字の整合ではなく、社長の意思決定を軽くするための「判断設計」を軸に支援。 税務・財務・経営を一体で捉え、迷いの正体を言葉にして次の一手へ落とします。

© 千葉将志税理士事務所