決算が近づくたび不安?経理がやっておくべき「決算前チェックリスト10選」

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札幌市白石区の中小企業専門の経営コンサル型税理士の千葉です。

このブログを読むことであなたはどうなる?

「決算が近づくとなんだかソワソワする…」「税理士に何を渡せばいいか毎年あいまい…」そんな不安を解消し、経理業務に自信が持てる“決算前チェックリスト”をお届けします。

この記事を読むことで、

  • 税理士に「さすが」と言われる準備ができる
  • 社長に対して「任せてください」と言える
  • 無駄な修正・後出しミスをゼロにできる

…そんな状態に、3〜5分で到達できます。

目次

  1. 決算前に不安になる理由とは?
  2. 経理がやっておくべき決算前チェックリスト10選
  3. 実務でよくあるQ&Aと対応例
  4. まとめ:チェックリストを武器に、経理から信頼を勝ち取る

決算前に不安になる理由とは?

実は多くの中小企業で、「決算資料を準備するルールが曖昧」なまま進んでしまっています。

その結果…

  • 税理士からの資料依頼がバラバラで混乱
  • 社長からの指示も「なんとなく」の感覚でぶつけられる
  • 経理は孤独に「これで合ってるのかな…」と不安になる

この状態では、毎年決算のたびに同じストレスを繰り返すことになります。

決算前にやっておくべきチェックリスト10選

以下は、年商5,000万円超の中小企業の経理が実際に使っている「実務ベース」のチェックリストです。1つでも「うっ」と思ったら、ぜひ今月中に対策を。

  1. 仮払金・立替金の精算は完了していますか?
    → 月末までに現金・経費の精算を終えておきましょう。
  2. 未払金・未払費用の洗い出しは済んでいますか?
    → 支払義務はあるけどまだ払っていないもの、見落としがちです。
  3. 売掛金・買掛金の残高確認はできていますか?
    → 取引先ごとのズレが決算修正の原因になります。
  4. 棚卸のスケジュールは社内で共有済みですか?
    → 期末在庫の正確な把握は税務調査でも重要視されます。
  5. 減価償却資産の確認は済んでいますか?
    → 取得・廃棄・未登録など漏れやすい項目です。
  6. 社長の経費(役員報酬・交際費)は適切に区別していますか?
    → プライベート支出との境界線を明確に。
  7. 固定資産の購入・修繕の区別は整理できていますか?
    → 修繕と資本的支出では処理が大きく異なります。
  8. 消費税の納税準備はできていますか?
    → 予測納税額と現金残高の確認を今のうちに。
  9. 旅費交通費・会議費・接待交際費の按分は適切ですか?
    → 勘定科目の使い分けで税務リスクが変わります。
  10. 税理士への提出物リストは整理済みですか?
    → PDF・Excel・紙書類など形式も整えておくと喜ばれます。

※参考:こちらで最新版のガイドを確認できます → 中小企業の会計に関する指針(2023年5月10日改正)

実務でよくあるQ&Aと対応例

Q1:税理士から「あとこれもください」と追加依頼がよく来るのですが…

→ 「決算前に提出資料リストをもらえますか?」と先に聞いてしまいましょう。 資料リストがない場合は、弊所のチェックリストを共有することで改善可能です。

Q2:「この経費って今年度に入れて大丈夫ですか?」

→ 原則は「発生日」で判断します。 ただし領収書が翌月発行になる例外処理もあります。早めの税理士確認がベストです。

Q3:社長がプライベート経費を混ぜてきます…

→ 証憑整理のルールを文書化しておくと、経理の立場が守られます。 弊所ではテンプレート提供も可能です。

まとめ:チェックリストを武器に、経理から信頼を勝ち取る

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

このチェックリストを活用するだけで、税理士とのやりとりはスムーズに、社内での評価もグッと上がります。

「でも、実際にこれをうまく進めるには、今の税理士じゃちょっと不安…」

そんなときは、一度だけでいいので、千葉税理士事務所にご相談ください。

経理担当者さんの「孤独な不安」を、私たちは本気で支えます。

📞 ご相談・お問い合わせ:千葉将志税理士事務所
TEL:011-858-7007
営業時間:平日9:00~17:00

投稿者プロフィール

千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
千葉将志税理士事務所代表 千葉将志
中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。