飲食店の経理もしっかりと理解しなければ税務調査の際に慌ててしまうことになります。税理士事務所に会計ソフトでの入力を依頼する前にきちんと会社で整理が必要です。
経理のプロが教える「飲食店の経理の考え方」~成長する飲食店の経理~
飲食店の経営をしている方にお尋ねさせていただきたいことがあります。
「自社の経理に自身がありますか?」
自社で経理をしている方も記帳代行会社や行政書士事務所に経理を依頼されている会社もあると思います。
自社の経理が実際のところ、どのように行われているかをしっかりと把握しているかが重要になります。
記帳代行会社や行政書士などの記帳代行の場合、税務調査があった際にもすべて自分で守っていく必要があります。
つまり、経営者が経理の内容についてもしっかり把握していなければ税務調査にも対応できないということになります。
まずは飲食店の経営者の方がしっかりと飲食店経理について見直していきましょう。
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飲食店の経理で問題が起きてしまう3つの理由
理由1 社長がとにかく忙しいのに社長が経理をしてしまう
社長が、プレイングマネージャーになりやすい業種です。
そのため、毎日の仕入れ・仕込み・調理・片付け・経理・銀行回りなど営業時間以外もとにかく忙しくなってしまいやすい業種です。
事務の精度を上げていくことが非常に難しい環境にあるために、経理の精度が下がってしまいます。
社長が経理をしてしまうことで、事務員になってしまうリスクがあります。
事務員になってしまうことで、日々の売上だけを追いかけることにつながります。
結果、会社の利益や費用など大きな目線を失ってしまうことです。
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理由2 社長が経理について知らないまま外注に出してしまう
経営者が経理を知らないままで経理を記帳代行会社や行政書士事務所に外注に出してしまうことにはリスクがあります。
社長が経理を知らないうちに、すべてを丸投げしてしまうと、「良いものなのか・悪いものなのか」もわからないままになってしまいます。
その経理代行を信じるしかないということになります。
問題は、ここからになります。
経理は次の側面を持っています。
①経営判断の基礎資料
②銀行融資の際の基礎資料
③税務調査での原始資料
これは、非常に重要な項目です。
会社が生きていくためには、お金(キャッシュ)が重要です。
お金の調達ができないために会社は潰れます。
お金がないために、投資ができずに成長が止まります。
「もらった資料をただ帳簿にするだけ」の経理代行会社に頼んでいる場合、経理されたものは意味のないものになる可能性が高くなります。
その理由は
①経理がわからないために、経理代行に依頼してしまっているので会社の状況が分からなくなる
②経理代行をしている人が銀行融資に精通している可能性が低い
③経理代行をしている人が税務調査に対応したことがない
これでは、
資金調達の際に「この決算書では融資できません」といわれるリスクが高くなってしまいます。
税務調査では、税務的な指摘事項の多い経理になってしまうリスクがあります。
理由3 ただの経理代行に頼んでしまう
ただ資料だけを送って楽だからと思っていると非常にもったいないのです。
なぜなら時間はお金で買えないからです。
起業したての場合、この観点がなくなってしまいます。
今始めたばかりなので、時間があると感じてしまいます。
しかし、実際には時間はお金で買えないのです。
仮に年収1,000万円あったとしても、働ける年数をかけた分しか稼げないのです。
年収1,000万円×20年=2億円です。
サラリーマンの生涯賃金が約2億5千万円くらいと考えるとどう感じますか?
年収1,000万円もあるならと感じている場合ではありません。
リスクを取って経営者になっているのに、「サラリーマンの生涯年収と同じならいいか」と思ってはいけません。
油断していたら、退職金もありません。厚生年金もないかもしれません。
ゆっくり成長したらと考えている時間はないのです。
これはすべての業種にいえることですが、この感覚がないことが問題です。
本題に戻ります。
ただの経理だけをする経理代行会社に頼んでしまうことで、経営的な情報が入りません。
これは経営者にとってマイナスです。
時間は戻ってきません。
飲食店経営に役立つ経理のポイント(まとめ)
・飲食店の経理は飲食店の社長が経理の重要性をしっかりと理解した上で、外注しましょう。
「月980円~」など低料金の記帳代行会社はたくさんありますが、重要なことはどこかを考えていきましょう。
経費を削減して出せる利益は、削減したコストの分だけです。
経営情報や税務情報などは、削減したコスト以上の価値が出ることのほうが多いのです。
・経営的な重要性について理解している経理代行を選びましょう。
経理代行だけでは事務作業です。
経営者が自分で決算書などの資料を読み解いていく必要があります。
経営的にこの数字をどう考えていくかなども、すべて自分で決めなければいけません。
孤独な経営者といわれるのは、このようなケースが非常に多いためです。
ビジネスパートナーとなってくれる経理代行が理想です。
・税務調査経験のある経理代行を選びましょう。
飲食店経営者にとって、税務調査は怖いものだと思います。
しっかりと経理しているつもりでも、税務調査と聞くとドキドキしてしまいます。
「経理=税務調査」に直結するということを理解しておきましょう。
経営上、税務調査はリスクです。
予定していない追徴課税などが出る可能性があり、資金繰りに大きな影響を与えます。
余談ですが、銀行融資の際に税務調査で納税額が出たのでということは通じません。
しっかりと、税務調査の対応経験がある経理代行に依頼することで日ごろから税務調査対策をしていきましょう。
千葉税理士の飲食店向け経理代行サービス
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飲食店は非常に競争の激しい業界です。
ただの経理だけをしていたのでは、競争に勝てません。
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