弥生会計を使って確定申告を効率的に進めていくためには会計ソフトだけの知識ではできません。見た目があっていても税務調査に対応できる帳簿ではないことがたくさんあるのです。弥生会計を使いながら税理士事務所と一緒に確定申告対策を始める方法を見ていきましょう。~弥生会計・MFクラウド会計の札幌市白石区の千葉税理士事務所~
弥生会計が得意な税理士事務所と確定申告対策を始める方法~自分で帳簿ができるメリット~
弥生会計・MFクラウド会計専門の札幌市白石区の千葉税理士事務所です。
弥生会計や「やよいの青色申告」など弥生会計シリーズを使いながら確定申告対策をしていこうと思っていても、どこから手を付けてよいかわからない方も多いはず。
会計ソフトのホームページをみると簡単に帳簿がつけられると書いてあるものの、いざ会計ソフトをインストールしてもどこから手を付けてよいかわからない方が多いのです。
千葉税理士事務所にご相談いただく方の中にも「弥生会計」や「やよいの青色申告」を購入したけども挫折した方もいらっしゃいます。
挫折というと大げさですが、自分で経理をおこなわずに税理士事務所に帳簿の作成を依頼することにされた方もいらっしゃいます。
自分で帳簿をつけることができれば確定申告対策を早期に始めることができます。
早期に確定申告対策をしていくためにも、税理士事務所とどのように付き合っていくことが良いのかをしっかりとみていきましょう。
会計ソフトを購入して自分で帳簿をつける方には次のメリットがあります。
①税理士事務所の税理士顧問料コストが下がる
②自分で経理することでタイムリーに利益がわかる
③タイムリーな経営状況がみえることで経営判断が早い
これらが自分で経理をおこなうメリットです。
より細かく自分で経理をおこなうメリットを見ていきましょう。
①税理士事務所の税理士顧問料コストが下がる
税理士事務所の毎月の顧問料は一般的に次の内容でできています。
毎月の税理士事務所報酬=顧問料(税務アドバイス+経理チェック)+経理代行料
税理士事務所の顧問料を下げるポイントは経理代行を自分で行うこと!
税理士事務所の仕事の中にはお客様の代わりに会計帳簿をつけるというものがあります。
時間がないお客様や経理が苦手なお客様が会計ソフトを購入して帳簿をつけることは時間がかかります。
事務員さんを雇用して人件費を掛けたり時間を効率的に使いたい方は経理のプロの税理士事務所に帳簿作成を依頼したりします。
この会計ソフトを使ってお客様の代わりに帳簿をつける仕事は税理士事務所側でもコストがかかってしまうものなのです。
会計ソフトに精通している税理士事務所でも作業時間というものがかかります。
お客様がご自身で帳簿をつける場合よりも短い時間で効率的に帳簿を作っても量が少なくとも数時間は必要になってしまいます。
自社で経理専用のコストをとるよりは経理をプロに頼んだ方がコスト安になることも!
お客様が事務員さんを雇用する場合は月5万円~20万円のコストがかかりますが、税理士事務所側では帳簿作成をたくさんのお客様から受注することでお客様1件当たりのコストを抑えています。
さらに税理士事務所では経理に精通した経理専門の職員が帳簿作成をするため、お客様自身が帳簿をつけるよりも短い時間で作業をしていきます。
しかし、それだけ効率的に帳簿作成をしても人件費がかかってしまいます。
そのため毎月の顧問料が自社で経理をしている方に比べて経理代行料金分だけ高くなってしまいます。
自社で経理をすることで毎月の税理士事務所の顧問料が経理代行分だけ下がることにつながります。
②自分で経理することでタイムリーに利益がわかる
自社で弥生会計や「やよいの青色申告」を使って正しい会計帳簿を作ることができればタイムリーに正しい利益がわかるようになります。
経営者にとって一番重要なことは資金繰りです。
その次に大切なことは利益を出すことです。
儲からなければ商売をしている意味がありません。
自営業者は自分でリスクを背負っているわけですからサラリーマン時代以上に仕事を頑張って儲けなければいけません。
正しい帳簿をつけることができるようになるとすぐにどれくらい儲かっているかを見ることができます。
弥生会計などの会計ソフトでは残高試算表というものをみるとどれくらい儲かっているかがわかります。
確定申告時にまとめて帳簿をつけている場合には、儲かっていると思っていても実は儲かっていなかったというケースや思ったよりも利益がでて納税資金が足りなかったという事態も起きます。
タイムリーな利益を把握することは税金対策や銀行融資対策をする上でも重要なことになります。
タイムリーな利益を把握するには高い壁が!
正しい帳簿がつけられなければ残高試算表上の利益は間違った利益です。
わかりやすくいうと全くあてにならない「ただの数字」です。
税理士事務所でチェックをして修正を加えていくと黒字だと思っていたものが大赤字だったり、赤字だと思っていたら黒字だったりという事態が起こります。
そこで毎月税理士事務所に帳簿のチェックをしてもらい、正しい利益に修正してもらうことで税金対策や銀行融資対策をとる会社が多いのです。
③タイムリーな経営状況がみえることで経営判断が早い
タイムリーな経営状況がわかることで経営判断をスピーディーに行うことができるといえます。
会計ソフトの残高試算表の次の部分を見て自社がどのような状況にあるのかを理解します。
・売上総利益:粗利益とも呼ばれる大切な利益です
・営業利益:本業でどれくらい儲かっているかわかる利益です
・税引前当期利益:納税予測のもととなる利益です
・預金残高:預金が少ないと経営上リスクが増えます
・売掛金:来月以後に入金予定のツケがどれくらい残っているかです
・買掛金:来月以後に支払わなければならない材料代などです
・未払金:来月以後に支払わなければならい負債です
正しい試算表があっても経営判断は難しい!
教科書通りにいうと「正しい経営状況が見えることで経営判断ができる」のですが、個人的には正しい試算表があっても正しい経営判断ができるとは限らないと思っています。
試算表の内容が正しくてもその試算表を見てどう判断するかです。
利益がどれくらい出ているのが良いのか、資金繰りにどのように影響するのか、来年以後の銀行融資への影響をどう判断するのかなどを自分でしなければならないからです。
税理士事務所のサポートがある場合には正しい試算表ができるように帳簿のチェックと試算表の見方などレクチャーしてもらえます。
そのため経営者が自分で判断できるようになってきます。
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自分で帳簿の入力ができる人の早期確定申告対策手順~税理士事務所活用法~
自分で簿記の知識がある場合には、自分で会計ソフトに帳簿入力をしていくことが近道です。
自分で入力した会計帳簿が正しいかどうかのチェックと確定申告書作成を税理士事務所に依頼する方が時間的にも費用的にも少なくて済みます。
まずは次の順で帳簿をつけていきましょう!
(帳簿作成方法の手順)
①領収書・レシート・ATM振込明細を月ごとにまとめる
②請求書を「月ごと」・「取引先ごと」にまとめる
③クレジット明細や電話料金などの明細を「会社ごと」・「月ごと」にまとめる
④預金通帳を通帳ごとにすべて入力する
※預金通帳入力時にATM振込明細も使っていく
⑤領収書・レシートを月ごとに入力する
⑥クレジット明細・電話料金などの明細を月ごとに入力する
⑦請求書を月ごとに入力する
⑧決算処理手続きを行う
確定申告対策で重要なことは、不足している資料があるのか・不足資料がないのかを確認しながら入力していきます。
経理のプロの税理士事務所の場合は会計ソフトに入力しながら、不足している資料をあぶりだしていきます。
そのために税理士事務所で経理代行をしてもすぐに終わらず時間がかかってしまうわけです。
弥生会計が得意な税理士事務所を選ぶ方がお得
弥生会計は一般ユーザーの利用割合の高い会計ソフトです。
さらに使い勝手のよい会計ソフトです。
税理士事務所が勧める専門の会計ソフトの場合、税理士事務所がデータを吸い上げないと入力が止まってしまうものなどもあるので短期間の確定申告対策には向きません。
弥生会計は少し簿記がわかれば入力自体は難しくありません。
さらに弥生会計に強い税理士事務所を選ぶことで安心のサポートが受けられるので入力方法の質問や税金についての相談も合わせてサポートしてもらえます。
自分で帳簿がつけられない場合は今すぐ税理士事務所と確定申告対策が必要!
帳簿の作成が自分でできない場合には、急いで帳簿をつけなければ利益がわからないという事態になっています。
しかも経理のプロの税理士事務所でも一朝一夕に帳簿をつけることができないのです。
税理士事務所でも数か月分の帳簿をつけるとなるとかなりの時間がかかってしまいます。
帳簿を自社でつけることができない場合には、確定申告対策は時間との勝負ということになります。
弥生会計が得意な税理士事務所に頼むと後々有利になることも
弥生会計が得意な税理士事務所に帳簿作成を依頼すると確定申告終了後にデータをもらって自分で経理を続けられる可能性があります。
税理士事務所専用の専門的な会計ソフトの場合、お客様がその後自分で帳簿をつけるために毎月のリース料を払う必要が出てしまうソフトもあります。
弥生会計の場合には量販店で購入することもできるくらい一般的な会計ソフトですので、後々自分で経理をしたいと思った時にも簡単に始められます。
まとめ
①確定申告対策を急いで行いたい場合に自社で帳簿をつけることができると税理士事務所へのコストが少なく済みます。
②青色申告特別控除の65万円を受ける場合には専門的な複式簿記という経理方法が必要ですので注意しましょう。
③確定申告時期に慌てて経理だけのために事務員さんを雇用してしまうと毎月5万~20万程度の出費につながるので慎重に判断しましょう。
④経理が苦手だったり経理の時間が取れない場合には今すぐ税理士事務所に依頼した方が確定申告対策が早期に始められます。
⑤将来的に「自社で経理もできたらいいな」と考えている場合には、弥生会計ややよいの青色申告に対応した税理士事務所を選ぶと自社で経理をするときに便利です。
個人事業主が税理士に頼む意味はあるの?~税理士事務所の考え方でゴールは違う~
中には自分で経理ができれば税理士なんて必要ないと思われる方もいます。
実際にお付き合いする税理士さん次第で受けられるサービスは様々ですので、ただ帳簿だけつけておしまいというところであればメリットがないかもしれません。
弊社にご相談いただく方の中にも「税理士さんは何をしてくれるんですか?」と当たり前のご質問をいただくこともあります。
確かにそうですよね。
帳簿をつけるのが苦手な方には帳簿のつけ方を伝授していくわけですから、お客様は帳簿を自分でつけられるようになるのです。
「そのあとは一体税理士事務所は何をしてくれるのだろう?」と疑問に思って当然です。
自分で正しい帳簿がつけられれば税理士が必要ないと思われる方にとってはメリットはなくなります。
千葉税理士事務所の場合は「お客様の商売を応援すること」が一番の目的
節税や税金対策といっても利益が出なければ高額な税金も出ません。
生きていくためには稼ぐことが重要です。
そのため一番重要なことはお客様の事業が成功することと考えています。
帳簿作成や確定申告対策はやらなければならないものです。
生きていくためには商売を成功させることが重要です。
つまり正しい帳簿をつけるというのは一番最初の目標になっています。
正しい帳簿と正しい利益がわからなければ税金対策も何もないからです。
お客様が事業を成長させるうえで経理の時間がもったいない場合には経理をお手伝いします。
自社で経理ができる場合はお客様の経理の効率化と帳簿のチェックをします。
しかし、一番重要なことはお客様の事業が成功するお手伝いをすることと考えています。
千葉税理士事務所ではお客様に負担の少ない会計ソフトをお勧めしています
弥生会計とやよいの青色申告の違いもわからないまま、とりあえず会計ソフトを選んでしまうことで損をしてしまう方もいらっしゃいます。
(参考)弥生会計とやよいの青色申告の違いについてはこちらをご覧ください。
必要のない機能がたくさんついていて高額な会計ソフトを使っても、まったく意味がありません。
特に会計ソフトは毎年新しいものが出ます。
高機能な会計ソフトを買ってしまうと、翌年の新しいものが出たときの香辛料も高くなってしまいます。
しかも、高機能で高額な会計ソフトのうち実際に使っている昨日は低価格の会計ソフトで十分というケースがおおいのです。
購入した時点でも高ければ毎年の更新料高いという踏んだり蹴ったりになる方が多いのです。
会計ソフト選びの段階から会計のプロの税理士さんに相談しながら進めるだけで、最初からコストを節約できるのです。
確定申告の経理や税金対策で心配な方は今すぐご相談ください!
ご相談専用電話番号 0120-889-459
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