9割の社長が知らない。会社の未来を変える「経営参謀」税理士の見極め方

札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。
今回はただの税理士さんの探し方ではなく、経営参謀税理士の探し方をお話しします。
「そろそろ税理士をつけないと…」 「今の税理士、ただ書類を作ってくれるだけなんだよな…」
札幌で会社を経営する社長であれば、一度はこう考えたことがあるかもしれません。そして、いざ探し始めると、新たな疑問や不安が次々と湧き上がってくるのではないでしょうか。
- 「税理士って、たくさんいすぎて誰に頼めばいいのか分からない」
- 「料金が安いところがいいけど、安かろう悪かろうじゃないか不安…」
- 「ITやクラウドに詳しい、若い税理士がいいんだろうか?」
- 「そもそも、うちみたいな小さな会社に、どんなメリットがあるんだろう?」
もし、あなたがこのような「探し方」の悩みで行き詰まっているのであれば、それは当然です。なぜなら、その問いの立て方そのものが、実は会社の成長を妨げる「落とし穴」の入り口だからです。
本当に考えるべきは「どの税理士が安いか、近いか」ではありません。 「どの税理士が、あなたの会社の未来を共に考え、10年後のキャッシュフローを最大化してくれるパートナーか?」 この一点です。
この記事では、多くの経営者が見落としている「作業員」の税理士と、会社の成長を加速させる「経営参謀」の税理士の決定的な違い、そして札幌で最高の経営パートナーを見極めるための具体的な方法を、余すところなくお伝えします。
この記事を読み終えた時、あなたは税理士選びに対する迷いが消え、会社の未来を託すにふさわしいパートナーと出会うための、確かな羅針盤を手にしているはずです。

チェックシートで判明!あなたが求めているのはどちらの税理士?
まず、あなたが税理士に何を求めているのか、簡単なチェックシートで明らかにしてみましょう。
【タイプA:作業代行税理士】
□ とにかく安く、日々の記帳を丸投げしたい
□ 決算と税務申告だけを正確にやってほしい
□ 税務署に怒られないようにしてくれれば良い
【タイプB:経営参謀税理士】
□ 最新の経営数値を基に、次の打ち手を相談したい
□ 銀行が「お金を貸したい」と思うような決算書を作りたい
□ 節税だけでなく、会社にお金が残る仕組みを構築したい
□ 資金繰りの不安から解放されたい
□ DXを進めて、社内の生産性を上げたい
いかがでしたか?
もしあなたがAにしかチェックがつかなかったのであれば、料金の安さだけで税理士を選んでも良いかもしれません。
しかし、もし一つでもBにチェックがついたのであれば、あなたは無意識のうちに「経営をサポートしてくれるパートナー」を求めています。
料金の安さだけで選んでしまえば、あなたは「何も提案してくれない」「話が通じない」と不満を抱え、1~2年後に再び税理士を探すことになるでしょう。
これは、経営者にとって最も貴重なリソースである「時間」の浪費に他なりません。

「経営参謀」税理士がもたらす、お金では買えない3つの価値
では、「経営参謀」となる税理士は、具体的に何をしてくれるのでしょうか。彼らが提供するのは、税務申告という「過去の清算」だけではありません。会社の「未来」を創造する、以下の3つの価値を提供します。
1. 未来の「お金」の不安を解消する「資金繰りコンサルティング」
多くの社長が頭を悩ませる資金繰り。「いつ、いくらキャッシュが足りなくなるか」という恐怖は、冷静な経営判断を鈍らせます。経営参謀税理士は、過去のデータから未来の資金繰りを高い精度で予測する「資金繰り予測表」を作成します。これにより、あなたは数ヶ月先の資金状況を把握し、先手を打って銀行融資の準備を進めることができます。 銀行の担当者がどこを見ているかを熟知している**(権威性)**ため、融資の成功確率を格段に高める事業計画の作成もサポートします。これは、資金繰りの不安から社長を解放し、本業に集中させてくれる、何物にも代えがたい価値です。
2. 会社の「今」を正確に映し出す「経営の見える化」
「我が社は儲かっているはずなのに、なぜか手元にお金が残らない」と感じたことはありませんか?
経営参謀税理士は、毎月の試算表(月次決算書)をただ渡すだけでなく、その数字が意味するものを「社長に分かる言葉」で解説します。
どの事業が利益を稼ぎ、どこに無駄なコストが潜んでいるのか。その原因は何か。データに基づいた客観的な分析を提示することで、あなたの「勘」に頼った経営から、データドリブンな科学的経営へと脱皮させます。
3. 社員の「生産性」を最大化する「DX・業務改善サポート」
人手不足が深刻化する札幌の中小企業にとって、生産性向上は待ったなしの課題です。
経営参謀税理士は、ITにも精通しており、あなたの会社の業務フローを分析し、クラウド会計や経費精算システムの導入を通じて、非効率な業務を自動化する提案をします。
これは、単なるコスト削減に留まりません。社員を単純作業から解放し、より創造的な仕事に集中させることで、従業員満足度と会社の競争力を同時に高める(コミットメントと一貫性)を持った投資なのです。

札幌で最高の「経営参謀」を見極める、3つの質問
では、どうすればそんなパートナーを見つけられるのか。
税理士との面談の際に、ぜひ以下の3つの質問を投げかけてみてください。相手が「作業員」か「参謀」か、たちどころに分かります。
質問1:「先生の顧問先で、成功している札幌の企業にはどんな共通点がありますか?」
この質問で、税理士が日頃から顧客の「経営そのもの」に関心を持っているかが分かります。
優れた税理士は、多くの企業の成功例・失敗例を知る、いわば「経営事例のデータベース」です。具体的な事例を交えて、あなたの会社への示唆を語れる税理士は、間違いなく「参謀」候補です。
質問2:「もし先生がうちの会社の社長だったら、まず何から着手しますか?」
決算書を10分ほど見せた後に、この質問をしてみてください。
「まずは会計データを正しく入力して…」といった作業の話しかできない税理士は要注意。
会社の強みや弱みを瞬時に読み取り、「まずはこのコストを削減してキャッシュを厚くします」「この強みを活かして、〇〇銀行に融資を申し込みます」といった、経営者目線の具体的なアクションを語れる税理士こそ、あなたが求めるパートナーです。
質問3:「料金の内訳と、それによって当社が受けられる具体的なメリットを教えてください」
料金体系が不明瞭なのは論外です。
「月額顧問料〇万円」という提示に対し、「その料金で、具体的に毎月何をしてくれて、その結果、私たちの会社はどのように良くなるのですか?」と深く掘り下げましょう。
「経営参謀」税理士は、自身の提供する価値に自信があるため、料金とサービス内容、そしてそれによってもたらされる経営改善効果を、明確に説明できるはずです。
決断の時。あなたの未来は、どのパートナーに託しますか?
税理士選びは、あなたの会社の未来を左右する、極めて重要な経営判断です。
料金の安さや事務所の近さだけで選んだ「作業員」は、あなたの会社の成長を加速させてはくれません。現状維持は、変化の激しい現代においては、緩やかな衰退を意味します。
あなたの会社の可能性を心から信じ、その成長を自らの喜びとしてくれる「経営参謀」と出会うこと。これこそが、社長であるあなたができる、最高の未来への投資です。
もしあなたが今、本気で会社の未来を良くしたいと願うなら、一度、私たちとお話ししませんか? 私たちは、単なる税金の専門家ではありません。札幌の中小企業の経営に寄り添い、社長のビジョンを実現するためのお手伝いをする、経営のパートナーです。
初回のご相談(経営診断)は無料です。あなたの会社の決算書を拝見し、私たちが「経営参謀」として何ができるか、具体的な提案をさせていただきます。 最高のパートナーと出会う機会は、そう多くはありません。あなたの勇気ある一歩を、心からお待ちしております。
お問い合わせ電話:011-858-7007
投稿者プロフィール

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中小企業社長専門の経営コンサルタント兼税理士。
1977年生まれ、札幌出身。大手税理士事務所在籍中、税理士試験に合格。「試算表を作るだけ」の業務が中心で、経営支援に踏み込めない現状に強いジレンマを抱える。大手事務所を退所し、コンサル型の税理士事務所に入所するも思い描く支援とのギャップに苦悩。28歳の頃にお客さんゼロ・計画なしという状態で独立を決意。自分自身が事務所経営に苦しんだ経験から「経営者は孤独で、悩んでも税理士に相談しにくい」という現実を身をもって痛感。ふとしたきっかけで参加した勉強会で「税理士=税金や会計処理だけではない。経営戦略まで踏み込んでサポートできる存在でありたい」という想いを強くする。様々な経験を経て、現在は北海道札幌市白石区で「建設業や動物病院をはじめ、多業種の経営者を「数字」と「現場」の両面で支えている。単価・売上・利益向上と財務、人事・採用マーケティングのサポートを得意とする経営コンサルタント。