インボイスで建設業が稼がなければならない金額が増える

札幌市白石区の建設業に強い千葉税理士事務事務所です。

令和5年10月から開始されるインボイス制度で建設業が稼がなければならない売上が増える可能性があるということをお話しします。

(目次)

1.インボイスで建設業で稼がなければならない金額が増える人とは

2.一人親方のインボイス対応とは

3.建設伸びる会社は税理士さんとこう付き合っている

 

1.インボイスで建設業で稼がなければならない金額が増える人とは

インボイス制度の影響を受ける会社は本来消費税が免税の会社です。

つまり、前前年の売上が1,000万円以下や設立後2年以内の建設業の会社です。

正確には細かい規定などがありますが、大枠でいうとこんな話です。

インボイス制度が始まって3年間は特例があり、本来は消費税がかからない会社がインボイス登録をすることで消費税がかかる事業所になる場合は、売上の消費税の20%を納税すればOKというものです。

いきなり、本格的に消費税の納税がでると大変だろうから、最初は特例で少額の納税からスタートしましょうというような感じでしょう。

とはいえ、物価高騰時代の今、売上に含まれているの消費税20%といっても結構な負担感が出てきます。

例えば、売上900万円の会社がインボイス制度で納税が出るとしたら、900万円×10%(売上の消費税)×20%=18万円となります。

設立時の免税を使っている会社の場合は、1期目・2期目でも数千万円の売上からスタートしていくと思います。

仮に、2000万円の売上の会社の場合、2000万円×10%(売上の消費税)×20%=40万円となります。

インボイス前であれば、事業の経費や生活費に使えていた金額が、消費税納税に回ることで資金的に苦しくなるということが起こってきます。

節税をして何とか税金を減らせればと考える方もいるかもしれませんが、諦めてください。

消費税はあまり節税ができない税金という点と節税をするとそれ以上にお金を使わなければならくなります。

つまり、余計に貧乏になります。

むしろ、もっと売上を上げて税金を払ってもお金が増えるようにしなければなりません。

簡単にいっているのではなく、これを実行しなければ年々苦しくなるだけだからです。

 

2.建設業の売上の増やし方

インボイス制度は決まったことです。

そうであれば、もうしっかりと稼いで事業や生活を豊かにした方が良いです。

事業を成長させるきっかけにできる会社の方が数年後には楽になっています。

では、どうしたら建設業で売上を増やせるのかということを考えていきましょう。

まずは、税理士さんに悩みを相談してみてください。

あなたの会社のことを数字の面で一番よくわかっているのは税理士さんです。

その税理士さんが建設業に強ければ、なおさら業界のことに詳しいはずです。

そこで、あなたの会社の問題点や改善点のアドバイスをもらえるはずです。

当たり前のことを言ってしまいましたので、別の観点からもお話しします。

コロナ前とコロナ禍の最中と今の売上を見直してください。

売上がなぜ上がったのか・下がったのか・横ばいだったのかを考えてください。

自分の会社のことを一番知っているのは経営者のあなたです。

税理士さんは数字の面でわかっているだけで、社長が一番悩まなければ解決できません。

では、逆に売上が下がる要因についても考えてみてください。

失敗する方法はわかるのに、どうしたら売上が上がるのかがわからないということは多々あります。

でも、この2つのことを考えると、何をしなければならないのか・何をやめなければならないのかも考えることにつながります。

もしも、本当に経営改善したいという悩みがある方はご相談ください。

 

3.建設伸びる会社は税理士さんとこう付き合っている

実際に伸びる建設業の会社は税理士さんとこう付き合っている気がするというお話をします。

①毎月又は3カ月程度に一度、数字を使った経営的な観点での打合せをしている

②経理は毎月実施している(社内経理または経理代行に資料提出)

③決算前に利益予測・納税予測と来期の見通しについて打合せをしている

節税の打合せはしますが、あくまでも会社の利益・キャッシュを増やすことを前提としています。

無駄なものを買うといった節税はせずに、経営に役立つ節税をしていきます。

【伸びる建設業の特徴】

・会社のキャッシュを増やすことを意識している

・定期的に税理士さんと会いたがる

・税理士さんを決算の為というよりも経営のパートナーと考えている

もしも、インボイス制度の開始をきっかけに経営を改善していきたいという方は、実際に伸びている建設業の方と同じ行動パターンを取り入れることで変われるとおもいます。

「かたちから入る」という言葉は悪い意味ではありません。

上手くいくパターンをまねることで、実際に良い方向になっていきます。

失敗するパターンを真似すれば、失敗する確率はあがります。

インボイス制度の開始で何もしないということは、失敗するパターンになると考えています。

苦しくなると節税ができないかと考えて、余計にお金が無くなるスパイラルに入ってしまいます。

その結果、売上を上げるために使うお金を失っていきます。

人材確保が難しい建設業で成長しようとしないことは、どれほど危険なことかわかると思います。

今が経営改善に良いタイミングですので、税理士さんに相談してみてください。

もし、私たちに相談したいという方は「011-858-7007」にご連絡ください。

 

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