札幌市白石区の経営に力をいれている千葉税理士事務所です。
緊急事態宣言の2回目が発出されました。
地域と業種を絞った形での緊急事態宣言ですが、生活様式の変容についてのメッセージも併せて出されています。
さらに、ここにきてコロナ関係の失業や倒産の報道も増えており世間全体が不安と混迷の情報に触れる機会が増えてきました。
こんな不安な時こそ計画や目標を立てることが重要なのです。
(目次)
1.リーダーシップがなければ社員も不安になる
2.リーダーが安心するための計画とは
3.まとめ
1.リーダーシップがなければ社員も不安になる
コロナの状況が改善されず、悪化していく中で誰しもが不安を抱えています。
お金を配ったところで使われる業種・事業所・店でなければ自分たちに売上として入ってくることはないのです。
経済は上流・下流が複雑に絡んでいます。
これは各経営者が努力しても変えられないものです。
情報としても暗い話ばかりが大きく報道されるため、余計にマインドが下がってしまいます。
経営者の中には「社員にはわからない」と考え、自分だけが大変と思う人もいると思います。
しかし、ここでリーダーが暗くなってしまい、思考停止すると社員はもっと不安になります。
社員の立場は小さな子供がいて、家が貧乏だとしてもその子供の力ではどうすることもできないのと一緒です。
厳しい状況でも子供よりも親が頑張っていくしかないのです。
親が不安になったら子供はどうしたらよいのでしょう。
今こそ経営者がリーダーとして”やり抜く”という後ろ姿を見せる必要のある時期です。
いい方は悪いですが「やってだめなら仕方がない」と思えるほどにやる覚悟と行動力を奮い立たせてほしいです。
コロナ融資や持続化給付金では、解決されるわけがありません。
お金持ちのボンボンが会社をダメにしたなんて話を聞くのと一緒です。
お金があっても経営ができなければ会社はダメになるのです。
塞ぎこみたくなる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、塞ぎこむことで次に進む一歩はより出しにくくなるのです。
絶対に会社を倒産させないという覚悟を表に出すだけで、社内の雰囲気も変わります。
経営の本質が問われている時代です。
2.リーダーが安心するための計画とは
経営者のリーダーとしての気持ちが揺らぐときに一番良いのが”本当の経営計画”です。
一般的に銀行融資用の事業計画(経営計画)は過去の延長線上で作ります。
そうしなければ銀行に「前期がこの数字なのに今期これできますか?」といわれてしまうので過去を軸にした無難なものを作りたがるからです。
これは”ワクワク”しません。つまり、やる気になれない計画書です。
今作らなければならないものは、こんな時でも”ワクワクする経営計画”です。
実際に私たちのお客様でも大変な業種の方もいらっしゃいます。
しかし、計画についての考えを知っていただくことでコロナ禍でも”ワクワク”と前向きな思考で頑張っている方がいらっしゃいます。
もしもネガティブに考えてしまっていたならば、前向きな発想や努力ができていただろうかと思います。
まずは、どういう姿になりたいのかをポジティブに考えていき、それに対する計画を立てることが一番重要です。
3.まとめ
緊急事態宣言という言葉を聞くと心理的にマイナスの影響が大きく出てきます。
経営者はある部分では繊細で臆病である必要があります。
しかし、本当に厳しい局面では大胆で強くあるべきです。
それがリーダーシップです。
周りが不安になるときこそ、経営者が前向きな経営計画をたててそれを発表し周りを安心させていきましょう。
そうすることで、全社一丸となってよい方向に進めます。
社長が一人で悩んでいてもすべてを解決することができないのです。
逆に社員が悩んでも社長の仕事はできないのです。
もしも、売上が不振であれば計画を作ること、自社の将来を考えることに時間を使ってください。
計画もなしに動き回ってお金を使うと、良くない情報に振り回されるようになります。
私たちはお客様をよりよい黒字にするために仕事をしています。
もしも、本気で経営を考えているのであればぜひご相談ください。