札幌市白石区の経営計画コンサルタントの千葉です。
確定申告時期になると納税資金の心配などもでてきます。
12月決算法人・3月決算法人も納税資金に対する心配も出てくる時期なのです。
今回は資金繰りをどのように改善していけばよいかを考えてみましょう。
(目次)
1.コスト削減で資金繰り改善はできるのか
2.短期的資金繰り改善・長期的資金繰り改善
3.まとめ
1.コスト削減で資金繰り改善はできるのか
私が感じることなのですが、北海道は景気が拡大しているという実感は少ないのではないかと思います。
いつもいわれることですが景気が良くなったと発表をされても、その影響が反映される前に景気が悪くなってしまうのが北海道・札幌の現状だと思います。
それゆえに、好景気・不景気にかかわらず常に資金繰りが心配な状況が続いているのではないでしょうか。
では、資金繰りをどのように改善したらよいのでしょう。
経営計画コンサルタントの方の本などを見ていくと、コストを切り詰めて利益を出すことで資金繰りを改善するというものもあると思います。
確かに、無駄遣いが原因で資金繰りが悪化しているのであれば効果はあります。
しかし、無駄遣いをしていないのに資金繰りが悪いというケースもあります。
短期的・長期的に分けて改善策を立てていく必要があります。
2.短期的資金繰り改善・長期的資金繰り改善
短期的な資金繰り改善と長期的資金繰り改善の2つに分けて考える必要があります。
短期的資金繰り改善といっても、今日明日の支払いに苦慮していたり、倒産予兆が出てからの資金繰り改善は難しいです。
ここでの短期的資金繰り改善というのは、数か月~1年を目途に実施するものをいいます。
赤字で資金が回らないというケースでは、その会社の業歴・状況にもよりますが外部からの資金調達は難しくなります。
その場合には、不要資産の売却・資金回収サイトの短いもの・利幅が小さいものでもこなすという資金作成をすることも必要になります。
利益が出ている会社に関しては政策金融公庫や銀行などからの借入金調達を考えます。
ただし、やみくもに借りてもだめです。
しっかりと今後5年間の中期事業計画を考えるべきです。
融資を受けるためのものではなく、本気で社長が目指す「あるべき姿」をしっかりと考えてください。
中期的に収益性を改善することでキャッシュもできてきます。
計画を作りながら、収益と資金のバランスを考えていきましょう。
3.まとめ
根本的な資金繰りの改善は短期的にどうにかできるものではありません。
短期的に手当てをしていくことも必要ですが、収益を出していくことが重要です。
その収益をだすということは「たまたま」の利益ではなく、しっかりと目的をもって収益作り上げることが重要です。
その収益や事業構造を作り出すものが経営計画書です。
私たちはお客様が「よりよい黒字」になるよう全力でサポートしております。
経営計画のことなら今すぐご相談ください。
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