確定申告が終わってあっという間に4月5月となってきます。確定申告で税金が高かった方は来年の節税対策をしていかなければ同じことになってしまいます。
確定申告で税金が高かった方の経理改善~資金繰りもカイゼンしましょう~
確定申告で税金が高いと思った方は事業が好調だった可能性があります。
確定申告で税金が高かった人の中には事業が好調ではなかったのに税金が高くなった人もいるはずです。
同じ税金が高かった人でも2種類に分かれてしまいます。
税金が高くなった原因を検討して対策をしていきましょう。
1.「税金が高くなった原因」は経費が少なかった人
一生懸命経理をしていたけども税金が高くなった人の中には領収書などの資料が見当たらなかった人もいるはずです。
本業の売上はそれほど増えていないのに税金だけが高くなってしまった場合には注意が必要です。
・毎日忙しく動き回っていたけども領収書やレシートをもらい忘れてしまった
・領収書やレシートを取っていなかった
・財布自体をなくしてしまった
こんなことあるわけないと思っているかもしれませんがあるのです。
なんとなくある領収書を経費で入力して確定申告書を提出し続けている場合には、しっかりとした経理ができていません。
ただなんとなく確定申告をして、出た税金を払っているだけです。
領収書やレシートが大切なものということを理解しないまま1年が過ぎることは大きなダメージなのです。
起業したてで売上規模が小さいうちは気にならないのですが、売上が大きくなってくるとダメージは大きくなります。
所得税は超過累進税率という税率を適用しているので、利益が大きい人ほど税率が高くなるのです。
経理改善のポイント
・領収書やレシートをこまめにもらう
・事業用のクレジットカードで買い物をする
事業用の買い物を事業用クレジットカードにすることでMFクラウド会計や弥生会計オンラインなどの会計ソフトで効率的に経理ができるようになります。
クラウド会計に対応している税理士さんにお願いする場合には、クレジットカードを上手に活用しておきましょう。
2.「税金が高くなった原因」は売上好調の人
本業が好調のため利益が伸びたという人です。
本業が好調でなければ税金も低くなるのですが、これでは独立起業した意味がありません。
といってもあまりにも税金対策をしないままでは、いつまでたっても税金は高いままになります。
業績が好調で利益がでている人は法人設立も検討したいところです。
業況が良かった人の中で経理がしっかりできていなかった人は注意が必要です。
経理をしっかりしないことで数十万円の税金・国民健康保険で損をしている可能性があるからです。
税務対策のポイント
・事業用クレジットカードを導入して経費の漏れを減らす
・領収書やレシートをしっかりもらう
・自分でこまめに経理をする
・毎月税理士事務所に経理や監査をしてもらう
・法人化を検討する
税金の支払いも資金繰り次第!~経理改善で資金繰り改善~
売上が伸びていないにも関わらず税金が多くなった人も、業績好調で税金が高くなった人も資金繰りに影響してくるのは税金です。
事業を成長させるための運転資金が納税で流出してしまうことで今年の売上・利益が悪化しては元も子もありません。
そこで会社の資金繰りを立て直すために必要なことは経理のカイゼンです。
1:今の経理の方法を再検討する
確定申告時に自分の経理がどうなっているのかを見ることになったと思います。
今の自社の経理状況を見直していきましょう。
①どのタイミングで経理をしているのか?
おもに毎日・毎週こまめに経理をしている会社と1年分まとめて経理をしている会社に分かれます。
毎日・毎週・毎月という決まった感覚で経理をしている会社の場合には、領収書の紛失などが少ない会社です。
お金を払ったのに領収書がなくて損をしにくい会社ということになります。
最低限、毎月の経理をしているので利益状況がわかるので税金の予測もしやすい会社です。
注意すべきポイント:経理をためないよう毎月経理をしましょう
毎月経理をしていない場合には、今すぐ税理士さんに相談しましょう。
確定申告時期に予想以上の納税額が出ている場合、今年もこのままいくと大変なことが起こります。
毎月経理をしながら税金の支払いに備えた生活をしていかなければ税金に追いかけられる生活になってしまいます。
来年の確定申告だけではなく、所得税・住民税・消費税の確定税額と予定納税という支払いも出てきます。
納税スケジュールも心配になってくるので税理士さんに相談していきましょう。
②誰が経理しているのか?
経理が滞る原因と経理の精度の良し悪しは誰が経理をしているのかが影響してきます。
経理を社長がされている場合と経理が苦手な奥様がおこなっている場合には注意が必要です。
社長が経理をしていると、本業が忙しくなるほど経理が止まります。
動き回っているので領収書やレシートももらい忘れたり、なくしてしまうリスクが高くなっています。
経理が苦手な奥様に経理をさせている場合には、経理が止まっていることがあります。
社長は領収書や通帳記帳などの事務を奥様に任せていると思っていても、経理が苦手なので処理ができないままになっていることが多いのです。
苦手な経理をやらされるストレスから社長と奥様の仲が良くない状況になることも珍しくありません。
事務を奥様一人でする場合には、支払いの遅延や請求遅れ、入金遅れなどが発生して銀行融資を受けることも難しくなってきます。
注意すべきポイント:社長や奥様が経理をしている場合には税理士さんをつけましょう
社長自身が経理をしている場合や奥様が経理をしている場合にはプロの税理士さんに毎月の経理をお願いしましょう。
社長自身が経理をする場合、毎月コンスタントに経理することが難しくなります。
特に成長期には経理どころではなくなってきて、確定申告時期に慌てて経理することになります。
奥様一人に経理をさせていると知らず知らずに経理がずさんになってしまいます。
こんな場合でも奥様を責めることは絶対にしてはいけません。
経理を改善するために税理士さんをつけて経理を効率的に毎月行っていくことをしていきましょう。
経理を溜め込むとストレスも大きくなるので毎月コンスタントに経理が進められる環境を作ってあげましょう。
千葉税理士事務所の税務顧問
千葉税理士事務所では毎月の税務顧問でお客様の毎月経理をサポートしております。
いったい「いくらの税金をいつまでに納税しなければわからない」のでは不安で仕事に身が入りません。
経理担当者も資金繰りが心配になってしまいます。
奥様が経理をしている場合には家庭がぎくしゃくしてしまいます。
そこで、千葉税理士事務所では毎月の経理内容から税金の予測をすることでストレスが少なくなるお手伝いをしております。
・自分で経理をしているけども不安な方
・奥様が経理をしているが専門家のサポートが必要な方
・税金の心配を少しでも減らしたい方
・会社を成長させていきたいと考えている方
税金対策と資金繰り対策を一緒に考える千葉税理士事務所
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