札幌市白石区にあるクラウド会計専門の千葉税理士事務所です。弥生会計やMFクラウド会計と親和性の高いスマホ経理ですが、使い方を間違うと税務リスクが増えるので注意しましょう。
スマホ経理を自分だけでおこなうと危険な理由とは【簡単と便利は違う】
スマホ経理で隙間時間を効率的に使って経理を効率化することができる時代になりました。
スマホの普及率向上もあり、今後個人事業主や株式会社・合同会社などでも取り入れられていく経理方法になっていく可能性があります。
この便利なサービスを自分だけでおこなうと税務調査でとんでもないトラブルになるリスクがあることをご存じでしょうか?
今回はスマホ経理を自分だけでおこなうと危険になる理由をお話します。
(目次)
1.スマホ経理とは(スマホ経理のメリット・デメリット)
2.スマホ経理と税理士さんのコンビネーションのメリットとは
3.スマホ経理が効果的な業種とは
4.千葉税理士事務所はスマホ経理を使った経理効率化を全面的にサポート
1.スマホ経理とは(スマホ経理のメリット・デメリット)
スマホ経理という言葉は商品名ではありません。
検索してみても「スマホ経理」というものは出てこないようです。
ただ、一般的にわかりやすい気がするので私はスマホ経理と呼ぶことにしました。
スマホ経理とはスマートフォンを使って領収書やレシートを撮影することで経理をすすめるというものです。
ついにAIもここまできたら税理士さんもいらないと感じる時代が来たと思ったのですが、実はAIで自動経理とはいっていないのが現状です。
現在の経理関係で使われている画像認識ではできることとできないことがあります。
領収書やレシートに記載されている電話番号を認識することで、取引先名を認識しているらしいです。
この電話番号が記載されている場所は会社毎にことなっていることもあり、自動認識に失敗することも多々あります。
さらにレシートの保存状況によってはシワがあって数字認識がしにくいため実際に画像認識AIでレシートや領収書を正しく経理することは現状、不可能といえます。
だったらスマホ経理なんて無理だと思われるかもしれませんが、今は可能なのです。
画像認識AIは写真で認識できなくても、人間は写真を見ると数字も読み取れるし、判断もできるので会計処理をすることができます。
領収書やレシートの現物を送らない代わりに、画像データをスマホを使って送信することで日々の経理をしてもらうというサービスがスマホ経理なのです。
①スマホ経理のメリットとは【お金のストレスが減る】
スマホ経理の一番のメリットは経理が滞らないという点です。
1日10枚のレシートといっても、1ヶ月で300枚にもなります。
これ以外に預金通帳やクレジット利用明細の処理も加えるとあっという間に400本から500本という経理処理をまとめてすることになります。
面倒なものは後回しにしやすいのが人間ですから、数ヶ月間放置することで数千の未処理の経理が発生してしまいます。
これが確定申告や決算時に利益側からない原因になってしまうのです。
スマホ経理の最大のメリットの経理の効率化で溜めない経理ができます。
毎日経理をすることで毎年感じる「確定申告ストレス」や「法人決算ストレス」を大きく下げてくれます。
経営者にとって一番のストレスはお金の問題です。
いったいいくらの税金になるのだろうと思うと仕事に専念できないものです。
この問題が解決するということは、会社経営の効率化にも貢献してくれるサービスです。
②スマホ経理のデメリットとは
スマホ経理の最大のデメリットは1毎中の処理コストが高いという点にあります。
税理士事務所の職員さんや経理代行会社の職員さんは経理に熟練しています。
そのため経理処理のスピードが非常に速いです。
1時間あたりに処理することができるレシートの量から考えるとスマホ経理の1枚あたりのコストに比べるとかなり割安になります。
スマホ経理の場合には1枚あたり○○円や1ヶ月あたり○千円というコストになるため、処理料金だけを考えるとコスト高です。
場合によっては税理士さんのところで処理をしてもらった方がお得というケースも出てきます。
ただし、税理士さんの処理タイミングに左右されることから時間的にコントロールが難しいケースが出てきます。
会社で専門の事務員さんを雇用すると最低10万円程度のコストを払わなければ求人をしても人を確保できない時代です。
事務に関してコストを大きくすると会社の経営効率が落ちるのでスマホ経理で人件費上昇を抑えることも検討しましょう。
2.スマホ経理と税理士さんのコンビネーションのメリットとは
スマホ経理ができれば「税理士いらず」というのは本当かもしれません。
すべてを正しく判断して経理できれば税理士さんは必要ないのです。
これには税務調査での対応も含めてすべて自分で対処できれば税理士はいらないのです。
実際には帳簿や確定申告のため以外に税理士さんを活用している会社もあるので、一概に経理ができれば税理士いらずというわけではないのですが。
スマホ経理と税理士さんの組み合わせがよい理由も見ておきましょう。
(スマホ経理と税理士さんの組み合わせメリットとは)
①スマホ経理で会社経理の遅れを防ぐ
②税理士さんのチェックが早くなるので税金対策や資金繰り対策が早くなる
③領収書やレシート紛失事件を防ぐことができる
会社にとって大きな3つのメリットがあります。
スマホ経理と税理士さんコンビのメリット1:資金繰り対策や税金対策がしやすくなる
1つは税金対策や節税をするために利益状況を早期に把握できるようになる点です。
「利益がわからない=予測税額出せない」になります。
そのため税金対策にいくらかけるべきかもわかりません。
経理が遅れがちな会社はこれができないため多額の税金を支払ったり、利益がないのに節税のためと思ってお金を使ってしまいます。
スマホ経理と税理士さんコンビのメリット2:領収書をなくすリスクからの解放
2つめは領収書やレシートをなくしてしまうために、会社のお金と経費が行方不明になるリスクを減らすことができます。
会社にとって重要な領収書やレシートをなくすことで、実際の現金と帳簿上の現金がずれてしまうリスクがあります。
領収書やレシートがないので経費も少なくなってしまいます。
これによって無駄な税金を払うことになったり、金融機関受けの悪い決算書ができあがってしまうのです。
スマホ経理で毎日帳簿を進めると資料の紛失が起こりにくくなります。
さらに税理士さんに依頼することで資料の保存方法のアドバイスももらえるので、税務調査の際に資料で指導を受けるリスクも減っていきます。
3.スマホ経理が効果的な業種とは
スマホ経理が効果的な業種をご紹介します。
1.飲食店
2.建設業
3.個人事業主の方
1.飲食店
飲食店は毎日の仕入れなどで領収書やレシートがたくさん出てきます。
これをしっかりと保存できないケースや、1ヶ月の量が多くて経理が追いつかないことが起きてしまいます。
複数店舗経営の場合には、店舗毎の経理処理の質やスピードに差が出るケースもあり会社としての利益管理ができないこともあります。
そんな場合にスマホ経理を各店舗に導入することで経理の遅れを防ぐことができます。
2.建設業
建設業の場合、出張などを含め現場での仕事がメインになってきます。
事務所で事務員さんを雇用しても管理することが難しいケースもあり経理をしてくれる人がいないことも多いのです。
社長自身が事務をおこなう時間がなかなかとれないケースもあり、経理ができないまま資料もなくしてしまうリスクが高いのです。
そこでスマホ経理をすることで移動時間などの隙間時間で経理が終わってしまうので、建設業にはおすすめです。
3.個人事業主の方や5名以下の法人
個人事業主の方で事務員さんがいないケースにもおすすめです。
奥様やご家族が経理をしてくれる場合でも、スマホ経理を導入することで奥様の経理時間を短縮することができます。
社長自身が経理をしているケースやご家族が経理をしている場合には、会計ソフトへの苦手意識や経理がわからない場合にギクシャクしてしまうことがあります。
特に確定申告の場合には経理をしてくれている家族に当たってしまい険悪な雰囲気になってしまうケースもあります。
スマホ経理で日々処理をすることで確定申告時に不穏な雰囲気になることを避けていきましょう。
4.千葉税理士事務所はスマホ経理を使った経理効率化を全面的にサポート
AIの導入で経理が自動化されて会社の負担が減るはずが、過度な期待によって確定申告時や決算期に処理が追いつかなくなるケースがあります。
これは経理手順や使うルールの組み合わせがうまくいっていないことに原因があります。
クラウド会計の導入で日々の処理を早く効率化することができる反面、経理が苦手な方が独自で始めてしまっているケースが多く見受けられます。
これでは確定申告時や法人税申告直前に現状がわからないリスクが高くなってしまいます。
そこで千葉税理士事務所ではクラウド会計とスマホ経理の組み合わせなど、お客様にとってメリットのあるツールの組み合わせをご提案します。
会社の経理にかかる時間のロスと決算ストレスを減らしていくことで効率的な経営や営業をしていただきます。
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1.確定申告や法人決算直前に慌てたことがある方
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